Macを狙う新型マルウェアが急増、160種類以上の暗号資産を狙う深刻な脅威に
正規アプリを装った情報窃取型マルウェア「Poseidon」に要警戒
Malwarebytesが発表した「2025 State of Malware」レポートで衝撃的な事実が明らかになった。macOSを標的とした情報窃取型マルウェア(スティーラー) の被害が急増しているという。
進化するMacマルウェアの脅威
これまでMacのマルウェアといえば、VSearch広告ウェアやGenieoブラウザハイジャッカーが主流だった。しかし近年、クレジットカード情報や認証情報、暗号資産、パスワードなど、より価値の高いデータを狙う悪質なマルウェアが台頭している。
巧妙化する感染手法
攻撃者は、ユーザーの検索キーワードや地域、OSなどに基づいてターゲット広告を配信。正規ソフトウェアを装った偽アプリをダウンロードさせる手法を採用している。
新型マルウェア「Poseidon」の脅威
特に警戒が必要なのは、Atomic Stealer(AMOS)の亜種である Poseidonだ。このマルウェアは160種類以上の暗号資産ウォレットから情報を窃取可能で、人気ブラウザ「Arc」などを装って配布されている。
対策と注意点
Malwarebytesは、ソフトウェアのダウンロード時には必ず開発元の公式サイトを利用するよう警告。検索広告経由でのダウンロードは避け、不審なサイトからのインストールは控えることを推奨している。
(Source: Malwarebytes via MacRumors)
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