AppleCare+、車両事故で大破したMacBook Proの修理を拒否
「破損が大きすぎる」との理由で保証対象外に、AppleCare+の保証範囲に疑問の声
交通事故で大きく変形したMacBook Proの修理が、AppleCare+による保証対象外とされる事例が報告された。Redditの投稿によると、事故により大破したMacBook Pro所有者のAppleCare+による修理申請が「破損が大きすぎる」として却下されたという。
保証対象外の判断基準
AppleCare+は通常、予期せぬ事故による破損を保証対象としている。
お客様が、本プランの期間中に Apple に対し、不測かつ不慮の外的事由 (落下や液体接触による損傷など) の結果生じた過失や事故による損傷 (以下「ADH」といいます) により対象デバイスが故障したことを通知することにより有効な請求を行った場合、Apple は独自の裁量により、以下に記載するサービス料金にて、(i) 新品の部品、または性能および信頼性において新品と同等の再生部品を使用して不具合品の修理を行うか、(ii) 当該対象デバイスを新品の交換用製品、または性能および信頼性において新品と同等の交換用製品と交換します。
しかし今回のケースでは、「過度または壊滅的な物理的損傷」という除外条項が適用されたと見られる。
Apple は、以下の状況ではハードウェアサービスまたは ADH サービスを提供しません。
(a) 通常の消耗、または対象機器の機能に影響しない外観上の損傷
(b) 対象機器への過度または壊滅的な物理的損傷 (製品がつぶれたり曲がったりしているなど)、または液体接触に起因する対象機器への過度または壊滅的な損傷 (製品の一部または全体が浸水しているなど)
議論を呼ぶ判断
Macworldの分析によると、事故の原因が運転者本人にあったことから、Appleは「無謀な行為」として保証対象外と判断した可能性がある。しかし、「破損が大きすぎる」という理由での保証対象外は、AppleCare+の基本方針と矛盾するとの指摘もある。
この事例は、AppleCare+の保証範囲に関する重要な問題を提起している。特に重度の物理的損傷に対する保証適用の基準について、より明確な説明が必要とされている。
高い金出してケア+払ってこれなら入らなくていいやってなる人増えそう