M4 Ultraチップはリリースされない可能性大。その3つの理由
UltraFusionコネクタの欠如、Appleの公式見解、開発コストと販売量の問題が障壁に

新型Mac Studioは、M4 MaxとM3 Ultraという異なるチップオプションで提供されている。しかし、将来的にM4 Ultraチップが登場する可能性は低いと見られている。
AppleがM4 Ultraチップをリリースしないと考えられる理由は主に3つある。
UltraFusionコネクタの欠如
Appleのラインナップにおいて、最上位のUltraチップは、UltraFusionと呼ばれる技術を使用して2つのMaxチップを融合させたものだ。M1 UltraチップはM1 Maxチップを2つ組み合わせたもので、M2 UltraチップはM2 Maxチップを2つ組み合わせている。
しかし、M4 MaxチップにはUltraFusionコネクタが搭載されていないことが確認されている。Appleによると、「Thunderbolt 5とM3アーキテクチャの下位互換性が、AppleがM3 Ultraを採用する最終的な選択の決め手となった」という。これにより、今回はM4 Ultraチップを単純に2倍化して提供することができなくなった。
Appleの公式見解
AppleはArsTechnicaをはじめ、複数のジャーナリストやYouTuberに対して、すべての世代のMacチップに「Ultra」チップが存在するわけではないと明言している。この情報が明らかにされたタイミングから、M4 Ultraチップは登場しない可能性が高いと推測される。
開発コストと販売量の問題
3つ目の理由はBloombergの人気ジャーナリストMark Gurman氏が今日明らかにしたものだ。
最新のPower Onニュースレターによると、Appleが生産上の課題、コスト、そしてMac Studioのようなデスクトップコンピュータの比較的少ない販売量を理由に、M4 Ultraチップをゼロから開発することに消極的であると述べている。これにより、AppleがM4 Ultraチップをリリースする可能性のある唯一の方法も排除されたと考えられる。
おそらく、UltraFusionはM5 Maxチップで復活し、M5 Ultraチップへの道を開くことになるだろう。
もっと読む

AppleがIntelと再タッグか。2027年からM6チップを”米国生産”へ

Apple、M1チップ搭載Mac発売から5周年を祝福。「Macはかつてないほど良くなった」

Mac Pro、”窓際族”疑惑が浮上。開発は”後回し”、Apple社内で「ほぼ見放された」状態か

MacBook Proの”大刷新”、ベースモデルはお預けか。有機EL&薄型デザインはM6 Pro/Max限定の可能性

1,000ドル以下の低価格MacBook、2026年発売か。A18 Pro搭載で約10万円から

Appleの2026年、新製品ラッシュに期待。15製品投入で”折畳iPhone”も登場か

MacBook Pro、2026年に”史上最大の進化”へ。ノッチ廃止の有機ELタッチスクリーン搭載で完全刷新か

Apple、新型M5 MacBook Proの発表を予告。「パワフルな何かがやってくる」

2026年のMac発表ラッシュが判明。M5 MacBook Pro年内発売、M6では有機EL採用か

M5 MacBook Pro、10月発売の可能性浮上。M4モデルの供給制限が示唆

FCC、AppleのM5 MacBook ProとiPad Pro詳細情報をリーク。発売前に型番が判明

M5シリーズMacBook Pro、新型ディスプレイの足跡が聞こえる。有機EL&タッチ対応Macは2026年?

9月9日のAppleイベントで「多分発表されない」製品まとめ

macOS 26動画にノッチなしMacBook Air、将来の新デザインを示唆?

10万円以下の12.9インチMacBook、年内発表かもしれない

有機EL搭載MacBook Pro、2026年後半登場を示唆する新情報

”大きいほう”のApple折畳デバイスは量産延期?”小さいほう”は2026年後半に登場予定

Apple、2026年前半に史上最大規模の新製品ラッシュを敢行か。iPhone 17eから折りたたみまで7製品が一斉登場

A18 Proチップ搭載の低価格MacBookが開発中。13インチで4色展開、2026年前半に登場か
