新型Mac Studio、正式発表。M4 MaxとM3 Ultra搭載、最大512GBメモリ・最大80コアGPU

Appleが新型Mac Studioを発表した。M4 MaxとM3 Ultraチップを搭載し、同社史上最強のMacとなる新モデルが3月12日から発売開始予定だ。

新型Mac Studioは、プロユーザー向けデスクトップマシンとして設計された。コンパクトで静音性に優れた筐体に、強力なCPU、高度なグラフィックスアーキテクチャ、大容量の統合メモリ、超高速SSDストレージ、そして高速化されたNeural Engineを搭載している。

M4 MaxチップとM3 Ultraチップの2種類のプロセッサを採用し、それぞれ異なる性能を提供する。M4 Max搭載モデルは、最大16コアCPUと40コアGPUを備え、M1 Max搭載の前モデルと比較して最大3.5倍の処理速度を実現した。

一方、M3 Ultra搭載モデルは、最大32コアCPUと80コアGPUを搭載し、M1 Ultra搭載モデルと比較して最大2.6倍の処理速度を達成している。

主な特徴

Thunderbolt 5対応

新型Mac Studioは、Thunderbolt 5ポートを搭載し、最大120Gb/sの転送速度を実現。これは前世代の3倍の速さだ。外部ストレージやPCIe拡張カードの接続が高速化され、より効率的なワークフローが可能となる。

大容量メモリと高速ストレージ

M3 Ultra搭載モデルでは、最大512GBの統合メモリを搭載可能。これは個人向けコンピューターとしては最大容量となる。また、最大16TBの超高速SSDストレージにも対応している。

Apple Intelligence

新しいmacOS Sequoiaには、Apple Intelligenceが搭載されている。これにより、文章作成支援や会議の文字起こし、Siriの機能強化など、生産性を向上させる様々な機能が利用可能だ。

環境への配慮

新型Mac Studioは、環境に配慮した設計となっている。筐体には100%リサイクルアルミニウムを使用し、全てのマグネットには100%リサイクル希土類元素を採用。また、パッケージングは完全に繊維ベースとなっている。

価格と発売日

新しいMac Studioは328,800円（税込）から予約注文が可能で、3月12日より販売開始予定。学生・教職員価格は298,800円（税込）からとなっている。

新型Mac Studioは、高度な処理能力と拡張性を求めるプロフェッショナルユーザーにとって、魅力的な選択肢となりそうだ。