ロシアYouTuberが取り上げたM4 MacBook Proは本物。しかし”ちょっと変”なところがある
Bloombergの著名記者が「本物」と指摘
正式発表前の14インチM4 MacBook Proが、ロシアのYouTubeチャンネルで複数公開された。Appleに詳しいBloombergの名物記者Mark Gurman氏の最新ニュースレターによると、本物である可能性が高いという。
取り上げられたモデルの構成は、メモリ16GB、ストレージ512GB、CPUとGPUがそれぞれ10コアのベースモデル。ロシアの個人売買サイトにて100万円以上で販売されていたと判明しているが、取り上げたYouTuberが自ら購入してコンテンツ制作を行ったかは不明だ。
Appleはロシアでの製品販売を停止しているため、これらの製品はヨーロッパのどこかで盗まれ、ロシアに持ち込まれた可能性が高い。製品発表前にこのような事態が発生した背景には、Appleが発表後すぐに顧客に製品を届けられるよう、世界中の倉庫に事前に製品を保管しているという事情があるようだ。
Mark Gurman氏が本物だと言うのであれば、本物なのだろう。しかし1つ大きな違和感がある。
それは、ロシアのYouTuberが取り上げた端末の外箱が、M3 MacBook Proと同じ壁紙を採用していること。
Appleは一般的に新製品を象徴する新しい壁紙を用意する傾向にあり、パッケージの写真には新しい壁紙を採用した画像が掲載されている。ロシアのYouTuberが開封しているパッケージは、背面側に14インチM4 MacBook Proであることを示す情報が記載されているが、表側の写真はM3 MacBook Proと変わらない。

過去数世代のMacBook Pro箱
パッケージの新しさはなく、本体デザインは従来どおりになりそうだが、M4チップを採用したことによるパフォーマンスのアップグレードは期待できる。CPUベンチマークスコアは、M3 ProチップやM2 Maxチップさえも上回る結果となっている。
またベースモデルでも16GBのメモリ搭載、右側にThunderbolt 4ポート搭載など、従来ProやMaxチップモデルに限定されていた仕様がベースモデルにも採用されるとみられる。
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