2009年au秋冬モデルが攻めてる!
秋冬。それは季節の変わり目、人恋しい季節になる中、この業界だけは夏のように大盛り上がりしている。そう、それはケータイ業界である。秋冬のケータイ商戦は本当に激しさそのものである。そして今年はより一層熱い。
なぜなら、イマドキのケータイは2年縛り。2年縛りを更新する人たちがこの秋冬に乗り換えるのだ。特に今回のauは2年縛りに苦しめられている(?)ドコモユーザーをもぎ取ろうと今回の秋冬商戦は本気だそうだ。
今年の秋冬から来春の商戦期は、各キャリアが導入した「2年利用」の割賦払いプランや割引プランの満了期を迎えるユーザーが多い。
ドコモ“2年縛り明け”を狙い、攻勢に転じたau
実際、au復活の傾向は9月の純増数やMNP流出入の数字にも表れており、ドコモなどライバル他社は警戒感を強めている。あるキャリア幹部は、「(2009年)9月はこれまで低く抑えられていたドコモの解約率が上がっている。(2年利用契約の)ファミ割MAX50やひとりでも割50の満期が始まったが、指定通話定額の影響で、これまで少なかったauへのポートアウトが急増している」と話す。とりわけ東京以外の地域では、ドコモ Vs auの色が濃くなってきている。
今年の端末をまだそこまで触れていないので実際に使いやすいかどうかは分からないが、今回はKCP+の操作の大幅の安定化などが見受けられているそうで、端末の使いやすさとしても期待できそうである。
KCP+の操作性もブラッシュアップさせ、「アドレス帳や発着信履歴の表示など、利用頻度の高い機能の表示速度を“体感的に分かる”レベルに改善した」(KDDI)。
そしてすごいのがauのカメラの力の入れよう!これはもうびっくりするしかない。確かにどうせ後からDoCoMoもSoftbankも追従することは間違いないだろうが、それにしても今回のauのがんばりはすごい。普及モデルで800万画素モデルを投入。上位機種は何と1200万画素、さらには20連射も出来るなど、もはや携帯として売り出す必要があるのかどうか考えてしまうぐらいのスペックが並んでいる。
これらは全て1200万画素のカメラを掲載しており、実際に発売前に撮影してみた経験からは、相当美しい画像が撮影が出来ることは間違いなさそうである。SH006に関しては、なんとWi-Fi搭載しているので撮影後にWi-Fiを経由し画像をPCに高速転送ということも十分ありえるようである。これは是非とも使ってみたい。1200万画素の画像をケータイネットワーク越しに送るのはさすがに時間がかかりすぎるだろう。
その他高スペック端末も多数用意されているが、そちらは恐らくITMediaやケータイWatchにレビューされるだろうからそちらのハイクオリティレビューに注目していただきたい。僕もKDDIスタジオに行くことが出来れば使い勝手などを試したいと思う。
高スペック端末の多数提供、LISMOのUIの改善やKCP+の操作性向上が期待できるau。2年縛りの切れ目を狙ってドコモからユーザーを奪い取れるかが楽しみである。