【レビュー】Wi-FiルーターならNEC製!「Aterm WG1800HP2」と「カテゴリ7」のLANケーブルで無線LANが圧倒的に安定した!
昨年末、僕はI-O DATA製Wi-Fiルーターを購入した。「802.11ac」に対応しているため、高速なネット環境が実現できると期待していた。
最初の数日間は好調だった。ところが1週間後、接続が明らかに不安定に。MacでもiPhoneでもブツブツ切れるようになり、安定した回線が確保できるまでに時間が掛かるようになってしまった。
回線そのものに問題があるのかもしれないと思い、USB給電型の無線LANルーター「ちびファイ2」に切り替えてしばらく試してみた。I-O DATA製Wi-Fiルーターよりも速度は遅いものの、接続は非常に安定。やはり原因はルーターそのものに問題があると判断した。
ルーターの再起動など色々と試してみたものの、改善される気配は皆無。耐え切れず、半年の使用期間を終えてWi-Fiルーターを買い換えることを決意した。
入念な下調べに定評のある大学時代の後輩に聞いたところ、NEC製のWi-Fiルーターを強く勧められた。ブログ「小龍茶館」の小龍さんも大絶賛。TwitterでもやはりNEC製の評価が高い。
@planetofgori あーそうですね!すっかり忘れてた・・・NEC >> buffalo >>> IO >>>>>>>>planexな気がします。。。
— Hide (@SnowHideJP) 2015, 5月 24
みんながそう言うなら間違いない!僕は自信に満ち溢れた表情で「802.11ac」に対応したNEC製Wi-Fiルーター「Aterm WG1800HP2」を購入した!買ってから数日間しか経っていないが、前評判通り安定して高速に通信できているので紹介する!
Wi-Fiの接続が目に見えて安定化!通信も高速で作業も快適に
「11ac」対応で通信環境を改善!「Aterm WG1800HP2」の魅力
「Aterm WG1800HP2」は、「802.11ac」対応のWi-Fiルーター「Aterm」シリーズの中ではフラッグシップモデルという位置づけ。規格値として「11ac/5GHz帯」使用時には1,300Mbps、「11n/2.4GHz帯」使用時には450Mbpsのスピードが出るということが特徴。
「802.11ac」対応のWi-Fiルーターを購入した理由は手元にある全てのデバイスが「802.11ac」に対応しているから。そして、それらのデバイスで高速通信できることに越したことはないから。非対応のモデルよりも少し価格は高いが、YouTube動画の読み込みや大容量ファイルの送受信の待ち時間が少なくなると思えば、ケチるべきところではない。
以前使用していた「WN-AC1600DGR3」も同じく「802.11ac」対応だったが、冒頭でも紹介した通り接続が極めて不安定だったため、買い換えることにした。僕の生活におけるライフラインとも言える通信環境が不安定なのは論外だ。半年我慢しただけ、偉いと思う。
「Aterm WG1800HP2」の外観をチェック
それでは「Aterm WG1800HP2」の同梱物をチェックしよう。本体の他、LANケーブルと電源アダプタ、取扱説明書が用意されている。LANケーブルの横にある謎の物体は本体用のスタンド。
早速外観をチェック!見て驚いたのは本体のコンパクトさ。スタンドを取り付けて立てた状態で高さ17cm、横が11.1cm、奥行きが3.3cm。
従来、Wi-Fiルーターと言えば縦置きが必須で「いかにも電子機器」というものが多いが、幸いにも「Aterm WG1800HP2」はこのように横置きの状態でも使用することができる。特別デザインが優れているということは無いが、横向きにできるので置く場所の選択肢が広がる。
各ポートの接続部分はこのようになっている。4つのLANポートが用意されている他、USBポートもあるという点がミソ。ハードディスクなどを接続することによってファイルサーバーとして利用することが可能。少人数のオフィスでファイルを共有したい場合、この機能は役に立つかもしれない。ただし、残念ながUSBポートは「USB 2.0」となっているので、その点は注意が必要だ。
上から見たところ。こちら側にスタンドを接続すれば横向きで使用することができる。
Wi-Fiルーターの状態を示すボタン。ワンタップで消費電力を抑えることができる「ECOモード」も搭載しているが、僕のライフラインであるWi-Fiのパフォーマンスを下げるという選択肢は無いのでスルー。
スタンドを取り付けて立ててみるとこのようになる。個人的には横向きの方が格好良いような気がする。
LANケーブルを「カテゴリ7」に変えただけで爆速に
現在はこのようにして設置してある。設置場所は僕の部屋から少し離れているため「802.11ac」対応の恩恵をフルに受けることができていないが、それでも足元に設置していた以前のWi-Fiルーターよりは明らかに速度も通信も安定している。
ただ、今回はルーターを買い替えただけではない。今回はLANケーブルを「カテゴリ7フラットLANケーブル」を買い足し、これまで使っていた「カテゴリ5e」のケーブルと差し替えてみることにした。
LANケーブルによって通信速度が全く異なることを知っているだろうか。詳しくは以下の記事からどうぞ。
自分自身が使用しているLANケーブルのカテゴリを知る最も手っ取り早い方法はケーブルに書いている文字列を見ること。以下のように「CAT.7」と書いてあれば「カテゴリ7」のケーブルを使用していることになる。
実際どの程度通信速度が変わるのかというと、以下の測定結果を参考にどうぞ。
旧Wi-FIルーターの遅さは論外だとして、「Aterm WG1800HP2」に変更してからは下りで120Mbps、上りも170Mbps程度は出るようになった。ところがこれを「カテゴリ7」ケーブルにLANケーブルを変更しただけで下りが165Mbps、上りが199Mbpsに伸びた。ケーブルを変えるだけでここまで劇的な変化が生まれるとは……!
実はこれまで「カテゴリ7」のLANケーブルを使用したことがなかったのだが、たった1,000円でこれほど速度が変わるとは興奮せずにいられない。素晴らしい!
そろそろWi-Fiルーターを買い換えようと思っている人はNEC製「Aterm WG1800HP2」と併せて「カテゴリ7」のLANケーブルを購入することを強くオススメする。通信速度は速いことに越したことはない。通信速度が速いからといって毎月の使用量が変わる訳ではないので、買い換えるなら性能の良いルーターとその性能をフルに発揮することができるLANケーブルを買いましょう!