【レビュー】今話題のハンドスピナーを買ってみた!癖になるこの感覚……
……嫌いじゃないかも!
「ハンドスピナー」が話題だ。海外では「Fidget Spinner(フィジェットスピナー)」と呼ばれ、日本でも流行の兆しがあるとか、ないとか。
そもそもハンドスピナーとは何か。指で挟んで羽を高速回転させて遊ぶ、内部にベアリングが仕込まれた回転型のおもちゃだ。ただひたすら回転している様子を見るだけの、何一つもひねりの無いおもちゃだ。
「これほど無駄な時間の過ごし方はあっただろうか……(いや、ない)」と言わんばかりの圧倒的な時間の無駄遣い。「スタバに行ってドヤ顔でFacebook開いている人たちの方がまだマシだ、誰がこんなモノ買うんだよ」と完全に見下していたのだが、いざ買ってみて使ってみると……分かる。分かるよ!分かってきたよ!
ただ回転させている、というシンプルさの中に男心をくすぐる何かがあるのだ。ペン回しのようだがペン回しほどの器用さも必要とされない点も、人気がジワジワと出てきている理由の1つなのかもしれない。
片手で回転させようとしたり、連続回転時間を伸ばそうとしたり、指1本でバランスを取って回転させようとしているうちに、なんだか癖になっている自分がいた。(写真は皆さんお馴染み大川さん)
ハンドスピナーが視界に入るとおもむろに手にとって回転し始めてしまう……あれ、おかしいな……。
高級感のある金属製の筐体が指先で高速回転
ハンドスピナーは突然登場したおもちゃではない。もともとは1993年に重症筋無力症の子ども向けに考案されたものとのこと。ひたすら回転させているだけだが、眺めていると落ち着くという人もいれば、安心感が得られるという人もいるようで、ストレス解消効果も期待できると言われている。
Smato製のハンドスピナーがバリエーション豊富で人気らしいが、今回僕が購入したのは「iDeporte Fidget Spinner」という3枚羽のもの。
海外の動画では左側(右手に持っている方)を使っている人が多いような印象を受ける。
中央にある円形の部分に指を置いて本体を挟み、周りにある羽を回転させる仕組みだ。
手慣れてくると片手でもある程度の回転数が期待できるが、長時間高速回転させたいのであれば片手で持ち、もう片方の手で羽を強く弾いが方が長く遊べる。
机の上に置いて回転している様を見るのもよし。確かに回転している様子をただひたすら眺めているのは落ち着くかもしれない……。
動画でもどうぞ。
ハンドスピナー、確かに癖になる。正確には、癖になってしまった。指先で遊べるという手軽さと、回転数や回転時間を競い合えるという競技性は、ペン回しとコマ遊びのいいとこ取りなのかもしれない。
この記事を書き上げる上で何度もハンドスピナーを手に取ってはクルクルと回していた。心なしか集中力が復活しているような気がしてしまうのだが、これは気のせいだろうか。
シュルシュルシュル〜シュルシュルシュル〜。