【レビュー】NOMAD Shell Cordovan Strap:存在感のあるバックルが魅力のレザーバンド
世界トップレベルの老舗タンナーであるHORWEENとNOMADのコラボ製品、最高級レザーを採用
僕はレザー製品があまり得意ではないみたいだ。購入時は素材が硬く、馴染むまでの時間をストレスに感じる。エイジングなどの過程は全く楽しめない。手入れは手間であるように感じてしまう。
これほどレザー製品に不満を持っておきながらも、昨年9月に「NOMAD Shell Cordovan Strap」を買ってしまった。自分でも驚いているが、結構気に入っている。手入れなどは一切せず、ラフに使っているが、初めて革製品に「味が出る」ことを心地良いと感じられるようになったかもしれない。
太めのコードバンレザー、大きいバックルが魅力的
一般的なApple Watch用レザーバンドは、薄く、スリムで、スマートに着こなすものだと思っていた。Apple Watchを目立たせ、純正バンドにはない個性を発揮し、手首から存在感を放つようなバンドがほしい僕にとって、レザーバンドは最初から選択肢に含めていなかった。
ところが、「NOMAD Shell Cordovan Strap」は違った。シューズやウオレットでお馴染みの最高級レザー「コードバン」を採用し、厚めで太めに仕上げられている。316ステンレススチールを採用した、大きめでシャープなデザインのバックルがあり、かなりの迫力がある。
バンドの裏面は、1枚のレザーから各バンドごとに異なる箇所をカットして作られているため、同じ裏面を持つバンドはこの世に2つと存在しない。やや緑がかったデザインが好きだ。一方にはNOMADのロゴが刻印されている。
もう一方には「HORWEEN LEATHER CO.」と書かれ、HORWEENのロゴが刻印されている。
「NOMAD Shell Cordovan Strap」の気にっているポイントの1つでもある、存在感のあるバックル部分にもNOMADのロゴが刻まれている。
ベルトループは2つある。余談だが、動かすことができる方は「遊革」、固定されている方は「定革」と呼ぶ。
Apple Watch Series 5のチタンモデルとの相性も抜群
316ステンレススチール製のバックルと合わせるために、Apple Watchはステンレススチールケースの方が相性は良いかもしれないが、Apple Watch Series 5のチタンモデルとも相性は抜群。凝視すれば質感の違いは分かるが、違和感はない。
バックルに惹かれて根気強く使い続けた結果、少しずつ味ができて「僕のNOMAD Shell Cordovan Strap」になってきた。
何度見てもバックルが好きだ。手首を裏返した時に、Apple Watchに負けない存在感にニヤニヤしてしまう。
使い始めはバックル部分がMacBook Proのパームレストと干渉するのではないかと心配したが、僕の使い方では当たらない。安心して作業できる。
ただしバンド本体にはそれなりに厚みがあるため、手首に強く当たる。特にまだレザーが硬かった使い始めの頃は違和感があり、何度も外そうと思った。
自分の手首に馴染むまでに要した時間は分からないが、今のフィット感はとても良い。
同じApple Watchバンドを長時間付けていると、匂いが気になる場合がある。「NOMAD Shell Cordovan Strap」購入から約5ヶ月、定期的に身につけて外出しているが、汗臭さはない。鼻を近づけるとレザーならではの香りが漂う。レザー製品の匂いは好きだ。
NOMAD製品は基本的にあまりハズレがない。昨年の夏頃は「NOMAD Sport Strap」を頻繁に使い、チタンモデルに買い替えてからは「NOMAD Titanium Band」を愛用している。
「NOMAD Shell Cordovan Strap」は買った当初よりも好きになった。僕の苦手なレザー製品ならではの”試練”を乗り越え使い続けた結果、初めてレザー製品を好む人の気持ちが分かった。
「NOMAD Titanium Band」の方が好みだが、「NOMAD Shell Cordovan Strap」のバックルの格好良さは捨てがたい。運動時以外のシーンでは使えるデザインを活かし、今後も積極的に使いたい。
ありがとうございます。
大変参考になりました。
しばらく着用していないですけど、状態はいい感じですよ!味も出てて良いです!ただし夏とかは汗をかきまくるので、なんだかんだで別のバンドを使う機会が増えてましたね。以来、ちょっとフォーマルな格好をするときとはちょこちょこ使う感じになっています!
購入を検討しているんですが、一年後の使用感はどうですか???