Apple Watchの「デジタルクラウン」、IBMの二番煎じであることが発覚
来年注目のApple製品と言えば「Apple Watch」だ。2015年春に発売すると言われているが、価格は最上位モデルで4,000〜5,000ドルになると言われている。
Apple Watchの特徴はアナログ時計にあるクラウンを操作用ボタンとして作り替えた「デジタルクラウン」。押すとホーム画面を表示。回すとズームイン・ズームアウトできるという機能を持つ。
発表時にもこの「デジタルクラウン」についてTim Cook氏は自慢気に語っていたが、衝撃の事実が発覚した。なんと、この「デジタルクラウン」は2001年の時点で既にIBM製腕時計型コンピューターに搭載されていたことが明らかになった!
2001年にIBMが発表した「WatchPad 1.5」に搭載
Apple Watchで言う「デジタルクラウン」は2001年にIBMはとシチズンが共同が開発した、OSにLinuxを採用した腕時計型コンピューター「WatchPad 1.5」に搭載されていた。あくまでも試作品という位置づけだが、PC Watchによると、当時の最新技術が詰まったウェアラブルデバイスの先駆けのような存在となっていて、QVGA(320✕240ピクセル)のモノクロ液晶を持ち、指紋センサーや加速度センサー、バイブレーターも搭載。
液晶のタッチパネルとボタンに加え、「リューズを応用したスイッチが入力インターフェイスとなっている」とのこと。まさにApple Watchと同じ操作方法だ。
【img via PC Watch】
Apple Watchで言う「デジタルクラウン」を実際に使用している動画が公開されていたので、紹介する!
発表を見ていた時は「Apple、やるな」と思って「デジタルクラウン」の解説を聞いていたが、13年も前にほとんど同じ仕組みが既に存在していたとは知らなかった!やるな、IBM!
(via 9to5Mac)