Apple Music Classicalが進化、クラシック音楽をより深く楽しめる新機能を追加
リアルタイム解説ガイド、キュレーションステーション、パーソナライズ機能で音楽体験が一新
Apple Music Classicalアプリが本日アップデートされ、タイムシンクされたリスニングガイド、キュレーションされたステーション、そしてホームタブでのパーソナライズされたおすすめ機能が追加された。
本日リリースされたApple Music Classical バージョン2.2のリリースノートによると「150以上の人気作品に対応したタイムシンクされたリスニングガイドでより深く理解し、キュレーションされたステーションで途切れない音楽を楽しみ、ホーム画面で毎日パーソナライズされたおすすめを受け取ることができる」とのことだ。
リアルタイムで解説が表示されるリスニングガイド
リスニングガイドは、クラシック音楽に関する詳細をリアルタイムで提供する機能で、聴いている間に画面上に解説が表示される。この機能は現在、100作品以上で利用可能で、英語、フランス語、ドイツ語、日本語、韓国語、簡体字中国語に対応している。
Appleの広報担当者はメールで「聴いている楽器を特定することから、交響曲や協奏曲の背景にあるドラマを説明することまで、専門家による解説が、クラシック音楽の最も永続的で賞賛される作品の扉を開くことで、リスニング体験を学習体験に変えます」と述べている。
キュレーションされたステーションとパーソナライズ機能
キュレーションされたステーションは、楽器、作曲家、時代、ジャンルごとに整理されており、Apple Music Classicalの編集者によってキュレーションされている。
また、パーソナライズされたおすすめ機能は、ユーザーのApple Music Classicalでの視聴履歴に基づいてクラシック音楽の発見をサポートする。
Apple Music Classicalのディレクターであるアンジャリ・マルホトラ氏は「今回のアップデートの機能は、ローンチ以来、Apple Music Classicalに追加された最も重要な機能です」と述べている。
利用可能なプラットフォームと背景
Apple Music ClassicalはiPhoneとiPad向けにApp Storeで提供されており、最近ではウェブでも利用可能になった。CarPlayとAndroidでも利用できるが、Mac向けのアプリはまだ提供されていない。
Apple Music Classicalは2023年3月にほとんどの国でローンチされ、標準のApple Musicサブスクリプションを持つユーザーは、追加料金なしで500万以上のクラシック音楽トラックをストリーミングできるようになった。Apple Music ClassicalはAppleが2021年に買収したクラシック音楽ストリーミングサービスのPrimephonicをベースにしている。