Apple Music Classical、日本など一部国以外で提供開始
サービス全体で最大24ビット/192kHzのロスレスオーディオを採用。一部楽曲はドルビーアトモスによる空間オーディオにも対応
Appleは3月29日、クラシック音楽の愛好家にふさわしいリスニング体験を提供する目的で設計されたクラシック音楽専用の音楽配信アプリケーション「Apple Music Classical」を配信開始した。Apple Musicのサブスクリプション登録者であれば、無料で利用できる。
500万以上の楽曲をそろえた、世界最大のクラシック音楽のカタログを誇り、著名な作品から忘れ去られた作品まで、幅広く網羅している。クラシック作品特有の複雑さを考慮し、Apple Music Classicalでは、作曲家、作品、作品番号、指揮者、アーティスト、楽器、作品の通称など、あらゆるキーワードの組み合わせで、ユーザーが求めているものを瞬時に提供できるように検索機能を再設計したという。
#AppleMusicClassical is here! Watch as two of the most powerful talents in classical music, @AliceSaraOtt and @kcanellakis, team up to introduce you to the new app. https://t.co/lwnF4Dx4ua pic.twitter.com/cbEbageOha
— Apple Music Classical (@AppleClassical) 2023年3月28日
アプリは、作品名、オーケストラ、指揮者、客演アーティスト、録音年まですべてが一目でわかるデザインを採用。個人のライブラリでは、アルバム、楽曲、プレイリスト、アーティストだけでなく、作品、作曲者、録音といったクラシックならではのカテゴリを追加できる。
音質は、サービス全体で最大24ビット/192kHzのロスレスオーディオを採用。一部楽曲はドルビーアトモスによる空間オーディオにも対応しており、コンサートホールの特等席で、360度あらゆる方向から聴こえてくる音楽に浸る体験が可能だ。
Apple Music Classicalは、日本、中国、ロシア、韓国、台湾、トルコを除くApple Music提供国で配信開始。日本では追って利用可能になる予定だが、具体的な時期は明らかにされていない。