iOS組み込みのツイート機能、「iOS 8.3」で廃止?!公式アプリ、共有機能(Share Sheets)に対応か?!
【img via 9to5Mac】
「iOS 8.3 beta 4」が先日リリースされた。マイナーチェンジではあるが今後Twitter関連アプリに大きなインパクトを与えかねない変更が行われていることに気がついた人はいるだろうか?!
上記スクリーンショットにある通り、「iOS 8.3」のベータ版ではFacebookやメール、メッセージアプリなどが含まれる共有メニューにあるはずのTwitterへのシェアボタンが廃止されていると9to5Macが指摘している!
iOS機能が廃止され、公式アプリが共有機能に対応?!
iOS組み込みのツイート機能、と言われてピンと来ない人もいるかもしれないが、iOSにTwitterが直接組み込まれたのは「iOS 5」から。Twitterアプリを立ち上げることなく、写真や位置情報を簡単にツイートすることができるようになった。
「iOS 8」になってからはその機能が「Share Sheets」としてTwitterだけではなくサードパーティ製アプリ全体に解放された。「1Password」を使ってIDとパスワードを入力したり、TwitShotを使って記事内に使われている画像を取得してツイートすることも簡単にできるようになった。
言われてみれば、「iOS 8」でこれらの機能が解放されても人気のTwitterアプリは共有機能に対応していなかった。恐らくこれはTwitterの共有機能がiOSに組み込まれていたからだろう。
それが「iOS 8.3」から変わるかもしれない。既に「iOS 8.3 beta 2」の時点でもTwitterへの共有機能が選択肢からなくなっているようだ。
【img via 9to5Mac】
ここ最近、Twitterは機能強化を積極的に行っている。最近ではFoursquareと連携し、動画編集・投稿機能も追加。最大4枚の写真を1つのツイートに添付することができるようになったのは2014年3月だが、iOSの共有機能はそのような最新機能に対応していない。
Twitterは決算発表時にMAUが減少した理由は「iOS 8」にあると指摘していたが、この仕様変更によって「iOS 8.3」からは公式アプリを半ば強制的にインストールしてもらうための追い風になるかもしれない!
可能であればTwitter公式アプリをインストールしたくない、と言う人も多数いるだろう。僕もそのうちの1人だ。僕の知る限りではTwitter公式アプリがTwitter関連アプリの中で最も分かりづらく、使いづらい。
唯一Twitter公式アプリをインストールせずに済む方法としては、他のTwitter関連アプリが同じく共有機能に対応すること。絶対にやるべきだ。
現時点ではTwitterが「iOS 8」の「Share Sheets」に移行すると見られるが、FacebookもiOS組み込みの共有機能ではなく、「Share Sheets」に対応するのも時間のもないかと思われる。ユーザーとしては最新の機能がアプリを切り替えずに使うことができるようになるので、良いことだ!
(via 9to5Mac)