iOS 11.4、「USB制限モード」を搭載か
「iOS 11.4」の最新ベータ版には、セキュリティ対策として「USB制限モード」なるものを搭載していることが明らかになった。
ElcomSoft blogによると、この機能は「iOS 11.3」のベータ版で登場していたものの、正式リリース版には含まれていなかったとのこと。
プライバシーを尊重、iPhoneのセキュリティをさらに向上
では具体的に「USB制限モード」とは一体何をしてくれるのか。
どうやらデバイスがロック解除された状態で最低でも1週間に1回はLightningコネクタで接続またはパスコードを使用してロック解除しない限り、Lightningポートはデータ通信が不可能になり充電専用ポートになる、という仕組みだ。
これはユーザー向け、というよりはロックされたiPhoneにアクセスしようとするFBIや政府機関などからiPhoneを守るための対策として導入されたと見られている。Grayshift社が開発した、iPhoneのロックを無理やり解除する「GrayKey」などのデバイスからデータを抜き取られることを阻止することが可能になる。
2016年、銃乱射事件の犯人が所有していたiPhoneのロック解除を拒否したことで話題になったApple。その姿勢は今でも変わらず、プライバシーを重視する企業体制は徹底的に貫いている。
(via 9to5Mac)
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2018.07.10
2017.08.18
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