【レビュー】「Logicool Powered Wireless Charging Stand」ーー位置合わせ不要で非常に快適
「Logicool Powered Wireless Charging Stand」がApple公式サイトで発売されていたので、購入してみた。価格は税別8,280円。
特徴は、7.5Wの高速ワイヤレス充電に対応していること、傾斜付きで縦向き横向きどちらでも設置できること、そしてなによりもiPhoneがフィットするU字型のクレードルが用意されているため位置合わせが不要だということ。
大袈裟だと思うかもしれないが、僕にとって位置合わせが不要になったのは、控えめに言って最高である。早速紹介する!
真の「置けば充電できる」が実現されたワイヤレス充電台
「Logicool Powered Wireless Charging Stand」の見た目はシンプルだが、iPhone 8からiPhone 8 Plusまでが収まるクレードルが用意されているため、ワイヤレス充電器にしては存在感がある方だ。
実際、「Anker PowerWave 7.5 Stand」と比較すると、その大きさの違いは一目瞭然。充電しているときは気にならないが、充電していない状態で机の上にあると少し目立つかもしれない。
同梱されている充電アダプタも意外と存在感がある。また、汎用性のあるものではなく専用のものとなっているため、「Anker PowerWave 7.5 Stand」のように「Satechi Type-C 75W トラベルチャージャー」の「Quick Charge 3.0」ポートから給電する、という使い方ができない。
それでも僕はとても気に入っている。このようにしてデスクに設置し、見たい通知があれば「iPhone X」の画面を「トンッ」と叩き、上方向に軽やかにスワイプすればホーム画面を開くことができる。スタンド型のワイヤレス充電台は本当に便利だ。
クレードルの範囲内であれば必ず充電してくれる安心感
「Logicool Powered Wireless Charging Stand」の最大の魅力は、やはり位置合わせが不要だということだ。普段は気を使って左右対称になるように設置しているが、気を使わずに雑に置いても充電されて欲しい。
この充電器は、「iPhone X」をこのようにして左側にずらしても……
……右側にずらしても充電される。しっかりと本体を認識し、充電し続けてくれるのだ。
クレードルの途中にある段差に載せて本体を横向きにすればランドスケープモードで充電することもできる。YouTubeやNetflixを見ながら充電したい、という人にとっては理想的な位置だろう。
「iPhone X」が入るのでiPhone 8も問題なく充電できたが、iPhone 8 Plusでもこの程度の余裕がある。ケースを装着していても、よほど分厚いものでなければ問題なく充電できるだろう。
値は張るが、Appleと共同開発だけあって使い勝手は快適
「Logicool Powered Wireless Charging Stand」はワイヤレス充電器にしては高いが、その分、使い勝手はピカイチ。また、「Anker PowerWave 7.5 Stand」に搭載されているようなファンもないため、充電中は非常に静かで快適。Appleと共同開発しているそうだが、納得のクオリティだ。
肝心な充電速度だが、7.5Wの高速ワイヤレス充電に対応しているが、結局のところ、7.5Wでもワイヤレス充電は言うほど早くない。とにかく急いでいるのであれば高速充電機能を活用した方が良い。
それでも僕はワイヤレス充電機を使うことの方が多い。置くだけで充電できるのはあまりにも手軽。こまめに充電しているので電池残量が危うくなることも、ほとんどない。
何よりも「Logicool Powered Wireless Charging Stand」は置けば必ず充電してくれるようになった。これが僕にとってものすごく重要であり、クオリティー・オブ・ライフが向上したように思う。位置合わせ、さようなら!
「Logicool Powered Wireless Charging Stand」はApple公式サイト限定。価格が高いのはネックだが、良い商品であることは間違いないので、Appleお墨付きのスタンド型ワイヤレス充電器が欲しい人は購入を検討してみるべし!