ソフトバンク版iPhone 5はテザリング非対応だが、通信制限は無し！

皆さん、iPhone 5の予約は完了したでしょうか！僕はオンラインで予約して満足しかけているが、念のためあとでソフトバンクショップに行こうと思っている。

さて、ソフトバンク版iPhone 5で個人的に気になっていたのは「テザリングは結局どうなの？」と「通信制限ってあるの？」の2点。これらについて、ソフトバンク取締役専務執行役員CTOの宮川氏がケータイ Watchのインタビューに答えていたので、紹介する！

テザリングには非対応、その理由

結論からいうと、ソフトバンクは現段階ではテザリングに対応しない。

理由としては、ごく一部のユーザーがネットワーク全体の半分近くを占有している状況がある今、テザリングを開放することによってその状況に拍車が掛かってしまうことが予想されるから。ガツガツ通信を使う人はテザリング開放を求める人達だと仮定すると、当然テザリングが開放されたらこれまで以上に帯域を圧迫する可能性は高い。

宮川氏は以下のように述べている。

「営業からはテザリングを早くやれやれと言われているが、もう少し落ちつくまでは（難しい）と思っている。上位4％のユーザーが50％ぐらいのネットワークを占有している現在、テザリングをやるともっと極端に偏ってしまう。今、その選択をするよりは、まだまだスマートフォンにしていないユーザーが多いので、スマートフォン化を加速したいと思っている。そうしたユーザーが青天井の料金でスマートフォンの料金にびっくりしてしまうような時代にするよりはいいと思う。いつまで社内にこの声が届き続けるかはわからないが、今のところは理解してもらっている」

そう考えると4％の人を帯域占有率を下げるために通信制限を設けることも考えた方がいいのかもしれないね。

ただし、通信制限はない！

ただ、ソフトバンクはiPhone 5については通信制限は設けない。

簡単に解説をすると、実は今回のソフトバンク版iPhone 5の料金は少々分かりづらい点がある。パケット定額プランが実質3種類から選べるようになっている。

「パケット定額 for 4G LTE 定額料（5,460円／月）」
「パケットし放題フラット for 4G LTE（5,985円／月）」
「パケットし放題 for 4G LTE（2,100円～6,510円／月）」

ソフトバンクモバイルの公式ページによると「パケットし放題フラット for 4G LTE」「パケットし放題 for 4G LTE」については以下のように書かれている。

パケットし放題フラット for 4G LTE（5,985円／月）、パケットし放題 for 4G LTE（2,100円～6,510円／月）もお選びいただけます。パケットし放題フラット for 4G LTE、パケットし放題 for 4G LTEは、１ヵ月のご利用のデータ量が7GBを超えた場合、請求月末まで通信速度を送受信時最大128kbpsに制限いたします。通信速度制限の解除（データ量が7GB超過後、2GBごとに2,625円加算）は、My SoftBankでのお申し込みが必要です。

簡単に言うと、月のデータ通信量が7GBを超えたら128kbpsに制限されるのでそれを解除したい場合は2GBごとに2,625円払ってください、ということだ。

ではiPhone 5の場合はどうなるか、というとこの7GB通信制限は適応されない。一般的な使い方をしている分には超えることのない7GBの通信制限だが、通信制限があるという事実だけでauに乗り換えられるのを恐れているそうだ。

とは言え、これまで通りに制限を設けないことによって当然通信帯域の一部を専有するユーザーがいることには変わりなく、いつまでたってもテザリングは開放されない。仮に7GBの通信制限を設けた上でテザリングを開放する、ということについて宮川氏は以下のように述べている。