モバイルアプリマーケットの上位25位が売上の半分以上を占める!そのほとんどがゲームデベロッパー
アプリの新規スタートアップで大金を手に入れるのは現実的にかなり厳しくなっている。
Canalysによると、モバイルアプリマーケットの上位25位が売上の半分以上を占めているそうだ!
売り上げる秘訣は「ゲームの横展開」
上位25社は従量課金もしくはアプリ内課金で6,000万を売り上げている。Pandoraを除いたほとんどがゲームデベロッパーということなので、ゲームアプリで一攫千金を狙いたくなる気持ちも分かる。
上位にランクインしているゲームデベロッパーが成功している理由は「ゲームの横展開」にあるらしい。ゲームの基本コンセプトは同じにしておきながら、似たゲームを量産することによって売上の拡大に成功しているようだ。
例えばZyngaの場合、App Storeの売上ランキング上位300位に平均して15タイトル、Google Playの同ランキングでは平均して9タイトルが含まれていたとCanalysのアナリストChris Jones氏はコメントしている。
実際このやり方は日本のガラケー市場でも成功例が存在する。恋愛ゲームで成功したボルテージ、占いで成功したザッパラス。彼らは成功モデルを横展開することによってそれぞれの分野で存在感を示すことに成功した。
アプリの新規参入は敷居が高い?
常にランキング上位にいるアプリデベロッパー達に売上の大部分を持っていかれてしまうので、アプリの新規参入で大きな売り上げを上げるのは大変そうだ。
ただ可能性はもちろん0ではない。横展開という仕組みをうまく利用すれば、個人でも小さな会社でもApp Store内で存在感を示すことは可能なはず。
この先アプリで勝負しようと思っているデベロッパーや企業がいれば、成功するハードルが高くなっていることを認識すると共に、成功モデルが生まれたら積極的に横展開を考えることを意識した方が良さそうだ。
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(via Boy Genius Report)