今後は「衛星通信」がトレンドに?Google幹部が対応を明言
Android 14で実現、2023年半ばから後半にかけてリリースする予定
次期Androidバージョン(Android 14)は、衛星通信サービスに対応する可能性がある。Google幹部のHiroshi Lockheimer氏が明らかにした。9to5Googleによると、Androidチームは衛星対応を進めており、「Android 14」は2023年半ばから後半にかけてリリースするという。
Wild to think about user experiences for phones that can connect to satellites. When we launched G1 in '08 it was a stretch to get 3G + Wifi working. Now we're designing for satellites. Cool! Excited to support our partners in enabling all of this in the next version of Android!
— Hiroshi Lockheimer (@lockheimer) 2022年9月1日
Appleも衛星通信サービスを準備中。SpaceX/T-Mobileも来年ローンチへ
「iPhone 14」シリーズは、衛星通信機能をサポートする可能性がある。サービスの提携元と噂されているGlobalstarは今年2月、”見込み顧客”用に連続衛星サービスを提供する目的で、新たに17個の人工衛星を購入している。
衛星通信サービスは、iPhone 13シリーズの搭載が噂されてたが、実現しなかった。Bloombergは2019年に、AppleがiPhoneに直接データを送信するための人工衛星を開発していると報道。緊急時用の連絡手段として、メッセージ送信機能、ユーザー自身の位置情報・メディカルID・緊急連絡先への警告を含む緊急連絡の機能が検討されていた。
SpaceXとT-Mobileは先月末、人工衛星通信サービスを発表。2023年末までに一部地域でベータ版の提供を予定している。
サービス開始当初はSMSやMMSなどテキストメッセージの送受信を想定しているが、30分前後のタイムラグが発生すると予測されている。将来的には音声通話やデータ通信の対応も計画に入っている。