Androidの「パターンロック」は推測されやすい?!研究結果が明らかに
スマートフォンは個人情報に溢れたデバイスだ。指紋認証があればそれを、なければパスコードやパターンロックを設定するのは基本中の基本だ。
ただ、我々は怠惰な生き物だ。安全性の高い設定を必要性は十分に感じていながらも覚えやすさや手軽さを優先しがち。そのことが研究結果で明らかになった!
Norwegian University of Science and TechnologyのMarte Løge氏によると、Androidに設定されているパターンロックのうち、7割以上が四角のいずれかからスタートしていることが明らかになった!
左上からスタートする人は実に4割以上!
そのパターンロック、あなたが思っているほど安全ではないかもしれない。いや、逆に「仕方ないから設定している」からこそ、推測されやすい単純なパターンロックになってしまっているのかもしれない。
研究結果によると、対象となった4,000人以上の被験者のうち、77%もの人が四角のいずれかを起点としたパターンロックを設定していることが判明。さらに44%もの人が左上を起点としていることが明らかに!
さらに、10%もの人が下記画像にあるような文字を描くパターンにしていることも分かった。
【img via Ars Technica】
推測されにくいパターンロックを設定するコツは簡単だ。最低限、四角からスタートしないだけで変わる、とLøge氏は言う。
さらに、繋げる点が多ければ多いほどセキュリティが向上するとのこと。今回の被験者の中で最も多かったのは4点を繋げたパターンロック。次は5点。意外にも3番目に多かったのは9点繋げるパターンロックを設定している人だった。
また、傾向として男性よりも女性の方がシンプルなパターンロックを設定していることが多いそうだ。女性の皆さん、この機会に改めてパターンロックを見直しましょう!
改めて指紋認証の便利さと手軽さは偉大だと思った。iPhoneで良かった!
(via The Next Web)