「iPhone XS/XS Max」、LTEやWi-Fiの接続や通信に不具合か
14万円前後の端末が安定して通信できなかったら……絶叫するだろう。想像しただけで発狂しそうだ。
MacRumorsのフォーラム投稿によると、一部の「iPhone XS」および「iPhone XS Max」ユーザーがWi-FiおよびLTEに関する接続が旧モデルと比較して安定していないと指摘している。
iPhone 8や「iPhone X」と比べて電波の掴みが悪い?
とある投稿者によると、「iPhone X」では3本または4本のLTE電波表示があったものの、「iPhone XS Max」に乗り換えた結果、1、2分以内に電波が掴めなくなり、データ通信が停止する、と説明している。
モデムチップがQualcomm製からIntel製に乗り換えたことにより、従来とは異なる通信状況になったのではないかとの見方もあるが、すでに前モデルからIntel製のチップを搭載するiPhoneを使っていた人からも同様に通信が劣化しているとの声が上がっている。
今のところ原因は解明できていない。キャリアの問題であればキャリアアップデートが、ソフトウェアの問題であればソフトウェア・アップデートで解決されると期待したい。
上記はあくまでもLTEの掴み。Wi-Fiに関しては接続が安定しないのではなく、5GHz帯よりも2.4GHz帯への接続を優先する傾向にあるとのこと。どちらの帯域に対しても同じSSIDが提供されているルーターを使用する場合、通信速度の低下が見られるかもしれない。
なお、我が家で導入しているメッシュWi-Fiシステム「Linksys Velop」は2.4GHz帯も5GHz帯も同じSSIDだが、確かに「iPhone XS」および「iPhone XS Max」はいずれも2.4GHz帯に接続していることが確認できた。
また、「iPhone X」と「iPhone XS」でWi-Fiの通信速度を比較したところ、やはり5GHz帯に接続できている「iPhone X」の方が通信速度が速い。
通信が全くできないわけではないことが不幸中の幸いではあるが、より高速に通信できるはずがiPhone側の仕様でできないのは納得いかない。Appleには早々に対応してもらいたいところだ。