OpenAI、AIハードウェアの開発を表明。ジョニー・アイブ起用でiPhone超えへの挑戦
音声操作で実現する次世代インターフェース、独自半導体開発も本格化
OpenAIのサム・アルトマンCEOが日本経済新聞の取材で、次世代の生成AI専用端末の開発計画を明らかにした。この新デバイスは、2007年のiPhone登場以来の革新的なデジタル機器となることを目指している。
元Apple幹部との強力タッグ
開発にはiPhoneのデザインを手掛けたジョニー・アイブ氏が設立した企業と提携。数年以内の試作品公開を視野に入れており、音声操作を中心とした新しいユーザーインターフェース(UI)の実現を目指している。
ハードウェアとソフトウェアの統合戦略
OpenAIはChatGPTで世界3億人以上のユーザーを獲得しており、この新端末でAIソフトとハードの両面での市場支配を狙う。さらに、AIの処理速度向上と省電力化を実現する独自半導体の開発も進めている。
5000億ドル規模の巨大プロジェクト
ソフトバンクグループと米オラクルと共同で発表した「スターゲート計画」では、米国でのAIインフラ整備を推進。半導体開発から施設建設まで、包括的なAIエコシステムの構築を目指している。
グローバル展開と安全性への取り組み
アルトマンCEOは2月3日に石破茂首相との会談を予定しており、日本企業との協力関係強化を模索。同時に、AIの安全な開発を監督する国際監視機関の設立を提案し、技術発展と安全性の両立を図る姿勢を示している。
中国のAI開発力について「米国にかなり追いついている」と評価しつつ、権威主義国家によるAI技術の軍事利用や悪用を警戒。国際協力体制の構築を通じて、健全なAI開発の実現を目指している。
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テクノロジーに詳しくない方にもChatGPTは認知されているので、「あのChatGPTの会社が開発した」となれば番狂せが起きるかも。