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OpenAI、待望のAI検索エンジン「SearchGPT」を発表。ChatGPTに統合予定

GPT-4ベース、プロトタイプとして1万人のテストユーザーに限定公開

SearchGPT

OpenAIは、ChatGPTに統合予定のAI検索エンジン「SearchGPT」を発表した。これは、従来の検索エンジンとは異なり、AIが情報を整理・解釈し、質問への回答や関連情報を提供する。

SearchGPTは、大規模言語モデルの最新版であるGPT-4をベースに開発されており、音楽フェスティバルの情報をまとめたり、トマトの育て方を詳しく解説したりと、多様な情報を分かりやすく提示する。

これは、Googleにとって大きな脅威となる可能性がある。GoogleはAI機能を自社検索エンジンに組み込むことに躍起になっており、ユーザーがAIツールをいち早く提供する競合製品に流れることを懸念している。また、OpenAIは、AI「回答」エンジンを謳うスタートアップPerplexityとも直接競合することになる。

現時点ではプロトタイプ。1万人のテストユーザーに限定公開される。将来的にはこの検索機能をChatGPTに直接統合することを目指している。

またOpenAIは、The Wall Street JournalやThe Associated Pressなどのニュースパートナーと協力し、検索結果の精度向上に取り組んでいる。著作権侵害を防ぐため、コンテンツ提供者が出力結果から自社コンテンツを除外できる仕組みも導入している。

OpenAIは、ChatGPTをリアルタイムのウェブに近づける取り組みを進めてきた。昨年9月には、ChatGPTがインターネットを閲覧できる「Browse with Bing」機能をリリースしたが、SearchGPTはそれよりもはるかに高度な機能を備えているようだ。

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執筆者g.O.R.i
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