何でも詰め込めば良いワケではない

モバイル端末に多くを求めすぎていないか。前からそう思ってたが、最近はいい加減やり過ぎじゃないだろうか。

モバイルは昔から「高機能性」を追求されてきた。これはきっと悪いことではない。その心があってからこそ、うまれてきた高画質カメラの搭載、ワンセグ、高性能チップの搭載、高解像度画面など、数々の新技術がモバイルに搭載されてきた。決して悪いことだとは思っていない。

ただ、技術が著しく進化してきた今、傍から見ていて思うのは、そろそろ取捨選択したほうが良いのではないか、と言うことだ。

ちょっと話がそれるが、僕はラーメンが大好きだ。食欲旺盛だった中学生ぐらいの頃、ラーメンを食べにいくと金が許す限り、全てを盛っているスベシャルラーメンなるものを頼む傾向にあった。その当時はとにかく多く食べれて色んな味を1回に味わえた方が得だ、と思っていた。

これは今のモバイルと同じ。なんでも出来ることが魅力だった。905iが「反撃していいですか?」と言っていた頃の端末からは特に、とにかく全て入っていた。全てが全部盛りのスペシャルラーメンばかりだ。ケータイのどの部分を押し出したいのかさっぱり分からないものだらけだ。

最近はガラケーだけではなく、スマートフォン市場にもこの傾向が出てきた。

Windows Phoneなるものが今年中に発売されるという話が出ている。注目の機能はOfficeの標準対応だそうだ。これを望んでいた人も少なくないようだが、僕は、いくら高性能な端末がでたとしても、PC同等の機能を搭載したらゲームオーバーだと思う。解像度が最近高くなりつつあるとは言え、3〜4インチの画面で長文の文章作成をするというのは非現実的だ。個人的には僕が今使っているSimpleNoteやメモアプリの中で最も愛用しているWriteRoomなどを使って下書きをし、後でパソコンにコピペして清書するという使い方で十分だとは思うのだが。

実はFLASHについても僕は同様に考えている。そんなにFLASHがみたいならMacかPCでみればいい。電池の消耗や処理能力を削ってまでみたいFLASHページなんてない。ないよ。

モバイルから色々出来るのは間違いなく便利であり、常に肌身離さず持っているのでその端末から多くの作業が出来たほうが効率的なのは非常に良く分かる。だが、高性能スマートフォンとは言え、使っているのは所詮モバイル端末。メーカーは同等の機能を盛り込むべきではないし、ユーザーはPC同等の機能を期待すべきではない (この点、Appleは非常に優れているのでiPhone版Pagesもしっかり最適化されてでてくるはず)。スマートフォンなどモバイル端末が普及するにつれ、その端末を持つことによる「効率化」がキーワードとなっているようだが、本当の「効率化」を考えるのであれば、どのデバイスで何をするべきかを考えなければ意味がないだろう。

Simple is Best.
気軽に使っているけど、思った以上に深いかもしれない。

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