NokiaとMicrosoftがモバイル分野にて戦略提携を発表
昨日、NokiaとMicrosoftがモバイル分野における戦略提携を発表した。
Nokia and Microsoft Announce Plans for a Broad Strategic Partnership to Build a New Global Mobile Ecosystem
詳細の情報はTechCrunchやEngadget等に書いてあるので割愛するが、この提携の内容を簡単に以下にまとめた。
- 今後のNokia端末は、Windows Phoneがメインプラットフォームになる
- 今後の全てのNokia端末の検索にはBingを採用する
- 現状、Nokiaの保有するコンテンツやアプリは、全てMicrosoftのMarketplaceに統合される
- MicrosoftはNokiaの地図サービス 「Ovi Map」を採用し、Bingに統合する
- Nokiaは検索広告にMicrosoftのadCenterを導入する
お分かりだと思うが、この提携はAppleとGoogleに対抗して打ち出した戦略である。現状Nokiaはスマートフォン市場の31%のシェアを占めているので、NokiaがWindows Phoneプラットフォームを採用することによってMicrosoftとしてスマートフォン市場で大躍進を遂げることになる。
また、これまでNokiaが築きあげてきたキャリアとの関係により、Windows Phoneプラットフォームでキャリア課金が容易になる。クレジットカードの文化が未だ浸透せず、キャリア課金がモバイルの課金方法として主流の日本では、かつては端末を販売していたドコモとソフトバンクから販売される可能性に期待したい。
低迷中だったNokia、スマートフォン市場でもっと存在感を出したいMicrosoftの両社の需要と供給が叶った提携により、三大OSとなるiOS、Android、Windows Phoneによるスマートフォン戦争をさらに激化させるに違いない。
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