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M1 MacのRosetta、一部地域で廃止を示唆する記述がmacOS 11.3から発見される

Rosettaが廃止される可能性は低いが、記述の記載理由は不明

Rosetta 2
Appleよりキャプチャ

Appleは、M1 Macに内蔵されている仮想環境「Rosetta 2」を一部の国または地域で廃止する可能性がある。Rosetta 2は、Appleシリコンに最適化されていないアプリを使用する上で欠かせない機能だ。

macOS Big Sur 11.3の最新ベータ版(Beta 3)の内部コードから、「Rosetta will be removed upon installing this update(このアップデートをインストール後、Rosettaを削除します)」「Rosetta is no longer available in this region. Applications requiring Rosetta will no longer run(Rosettaはこの地域で利用不可になりました。Rosettaを必要とするアプリケーションは今後動作しません)」と書かれた記述が発見されている。

デベロッパーのSteve Troughton-Smith氏は、「Rosettaの廃止を示唆する記述が発見されたからと言って、その記述が使用されるとは限らない」とコメント。Appleが直近でRosetta 2を廃止するとは考えにくい、との見解を示している。

Rosetta 2はm未だに多くのアプリケーションに必要とされている。macOS Big Sur 11.3の正式リリース時に廃止される可能性は低いだろう。AdobeのCreative Cloudは、Lightroomが昨年12月にネイティブアプリへと移行し、Photoshopは2021年初頭にネイティブ対応する計画だが、その他のアプリケーションの移行完了時期は不明だ。

Rosetta 2廃止の記述は、コピーライトなど法的な理由が関係しているとMacRumorsは予測している。

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更新日2021年03月03日
執筆者g.O.R.i
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