AppleシリコンMacの開発用テスト機、CPUのベンチマークスコアが公開
A12Z Bionicは8コアのCPUと8コアのGPUを内蔵しているが、開発用テスト機は4コアのCPUとして認識
A12Z Bionicが内蔵されたMac miniのCPUベンチマークスコアが複数公開された。シングルコアスコアは約800、マルチコアスコアは約2600を記録。マルチコアスコアは、MacBook Air(2020)の下位機種を上回っている。
Appleは、年内にAppleシリコンMacの実製品を発表する。A12Z Bionicが内蔵されたMac miniは、AppleシリコンMacの開発用テスト機としてアプリ開発者向けにDeveloper Transition Kit(DTK)として提供されている。
ベンチマークツールはネイティブではなくRosetta 2上で動作
Geekbench Browserよりキャプチャ
使用しているベンチマークツールは「Geekbench」。ネイティブアプリではないため、Intel用プログラムコードをAppleシリコン用に変換する「Rosetta 2」の上で動作。開発者のSteve Troughton-Smith氏は、Rosetta 2はネイティブパフォーマンスの約70%程度で動作していると分析している。
Doing a little math on the A12Z benchmarks vs the DTK, Rosetta is running at about 70% of native performance — on an iPad chip that's basically two years old, not designed for macOS. I imagine Geekbench surfaces both static and JIT translation, so static-only apps may be faster
— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) 2020年6月29日
またA12Z Bionicは8コアのCPUと8コアのGPUを内蔵しているが、開発用テスト機は4コアのCPUとして認識されているそうだ。
Neat detail: It's showing a four core Virtual CPU, the A12Z is an 8 core CPU with four large cores and four little cores. The controller can pool all eight cores on iOS.
Rosetta doesn't run on the little cores by the looks of things.
— Darren Treat (@unaliasedme) 2020年6月29日
MicrosoftのARMベースデバイス「Surface Pro X」よりも高いスコア
AppleシリコンMacの開発用テスト機は、ARMベースデバイス「Surface Pro X」のGeekbenchスコアをシングルスコアで上回り、マルチコアスコアで同等の結果が出ていると判明。Surface Pro Xはネイティブで動作している。
So the DTK with a two year old iPad chip runs x86_64 code, in emulation, faster than the Surface Pro X runs it natively ? Oh boy Qualcomm, what are you even doing? https://t.co/UAlZiwSsF8
— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) 2020年6月29日
Notably this is a native Arm64 build of GB5. ^ That's incredible that Rosetta outperforms native Surface Pro X.
— Darren Treat (@unaliasedme) 2020年6月29日
A12Z Bionicを内蔵したMac miniは、あくまでもアプリ開発者向けのテスト機。Appleが年内に発表する初のAppleシリコンMacは、さらに高性能なチップの内蔵とmacOS Big Surの最適化により、高いパフォーマンスが期待できる。
初のAppleシリコンMacは、13インチ型MacBook Proおよび24インチ型iMacになると噂されている。
しゅげぇぇぇ(・∀・)
ほちぃぃぃぃぃw
iMacの27インチ出るかなァ〜とりあえず年内登場のモデルの機種と、そのパフォーマンスや使い勝手で評価したいですね?
これは期待できそう。来年の春くらいまではアップルシリコン搭載のiMacの27インチ(29インチ?)出て欲しいな〜
できればミニLED搭載で!
ですね!!!!!!しかもこれからさらに最適化が進むと思うと、結構期待できそうな気がしてます!!!ワクワク!!!
Rosettaでの動作は激重になるかと思いましたが、期待できるまぁまぁな結果で一安心でした。