CEATEC JAPAN 2010に行ってきた
昨日、@jtc21 と @00A とCEATECに行ってきた。去年も行ったのだが、どっかの誰かのせいで回る時間が殆どなかったが、今年は13時過ぎから見始めることが出来たので十分に満喫できた。
さて、今回の目的はもちろんモバイルの各ブース。中でもGalaxy S、Galaxy Tab、IS03は実機に触ることが出来たので、写真動画も合わせてみてきたものをまとめる。
Galaxy S
楽しみにしてた端末の中では、唯一それなりに楽しめた端末だった。動作も比較的軽快だし、HTCのようにそんなにUIをいじっている印象はないけど、無難なAndroid、という印象だった。動作中の動画を撮影したので、どうぞ。
Galaxy Tab
動画でも言ってるが、Galaxy Tabって通話できるのか。あえてあのデバイスから直接電話をしないと行けない理由が特に見当たらない(別に横にGalaxy Sを置いてハンズフリー通話をすればいいような気がする)ので、なぜ搭載されていたかは謎だ。Galaxy Sに比べてあまり軽快感がなかったのと、中身は結局Galaxy Sと殆ど一緒なのでタブレットというよりは大きいスマートフォン、という感じ。 @jtc21 とも言っていたが、iPadに慣れると他のタブレット端末は、本当にどいつもこいつも使いづらくてしょうがないな。後述するが、ガラパゴスなんて論外だよ、論外。よくあんなのを作ったもんだ。
さて、こちらも例によって動画を撮影したので、どうぞ。
IS03
auがとうとうスマートフォンで本気を出した。大々的に宣伝していただけあって、IS03のブースは、ギリギリまで長蛇の列が出来ていた。かく言う僕も、ものすごく楽しみにしていたので、並んで触ってみた。
結論からいうと、非常に残念な端末だったので、発売までにチューンアップを期待したい。たとえるならば、KCP+端末を搭載された端末と同じような印象をうけた。とにかくモッサリしていて、ボタンを押しても反応がなかった当時のKCP+端末だが、例によってIS03もしっかりと同じ道を歩んでいた。LISMOが押しても起動しなかったり、ブラウザのピンチ&ズームが理解不能の動作をしたり。唯一良かったのはワンセグがキレイだったこと。
僕の中でIS03はガラケーの各種機能とスマートフォン(というかAndroid)の良さを日本にローカライズされた状態で融合した端末であることに期待をしていた。だが、実際は、ガラケーの各種機能に加えてスマートフォンの機能も加わった、超多機能フューチャーフォンになってしまっていたと感じた。スマフォもいけるけど、ガラケーもいけるよ、という、二兎追うものは一兎も得ずパターンになりかねないと思った。
こちらも動画を撮影したので、ちょっとところどころコマ落ちが激しいが、参考になればどうぞ。
GALAPAGOS
結論から言おう。駄作だ。全く使いものにならない。二番煎じどうこうの話ではない。サービスの肝であるはずの電子書籍のページめくりも使いにくい上に動作がなんていしない。言うまでもなく、iPadの方が圧倒的にパフォーマンスが上だった。ブラウザやゲームも平行して搭載しているみたいだが、取ってつけたような機能は要らんよ。電子書籍を押し出すならばそれが快適に使えるようなデバイスを作ってください。
大画面ダブルタッチパネルケータイ
参考:富士通
ブースにヨコモーション搭載の「大画面ダブルタッチパネルケータイ」
今回のCEATECで一番感動したのは間違いなくこのダブルタッチパネルケータイ。まだコンセプトモデルの延長程度のようだったが、動作性といい、インタフェースと良い、ものすごく感動した。
自分のアドレス帳から、アドレス帳グループとは別に、ソーシャルサービスのグラフを作成することが出来る機能がとても良かった。友人がFacebookとmixiとTwitterに全て登録しているのであれば、それらを全てグループのリストのタイムラインに表示することが出来る、つまり、友人基準で情報を閲覧することが出来る様になっている。iPhoneで言うところのHootSuite Appが似たようなこと出来るよね。
売れるかどうかは分からないけど、毎回こういうちょっとハズれてるケータイを考える富士通はやっぱり好きだな!(ちなみに僕のガラケーはF-01A)
無線充電
iPhoneやAndroid用の無線充電技術も少し前に発表されていたけど、それはあくまでも端末に追加でハードウェアを被せないと使えないものだった。今回展示されていたのは電池自体がそのような加工をされていたので、置いたら比較的すぐ充電出来る。
LUMIX Phone
要は綺麗に写真が撮れるってことらしい。CybershotケータイやらEXILIMケータイもあるんだから、LUMIXケータイの何がすごいのか全くわからん。そしてなんで今更出すんだろうね。
イオンケータイ
これは今回の中で展示で最も「誰得」な展示に違いない。携帯電話が世の中に登場したときの分厚さを持った、マイナスイオンを発するケータイらしい。そもそも分厚すぎてポケットにい入らないし、一体誰が得するのだ。これこそ、学生が考えそうなケータイを資金力とブランドバリューで実装化しちゃいました、程度のプロダクトだね。
FOLIO 100
東芝のタブレットだが、ハッキリ言おう。いくら展示用とは言えども、出来が悪すぎる、酷過ぎる。まだGALAPAGOSの方が完成してた。操作性もめちゃくちゃ分かりにくく、ゴチャゴチャしていて使いづらかった。auのケータイも見てて常々思うのは、本当に自分たちで試してるとは思えないような使いづらい端末を毎回出してくるし、お決まりのように毎回動作もモッサリ。このタブレットをiPad対抗とか言ってたような気がするけど、正直言って口を慎むべきだな。
東芝はディスプレイ技術に本腰入れて、UIとかそう言うのは別の会社に託した方がいいと思う。個人的には、ディスプレイ技術が卓越しているんだから電子書籍ばっかり意識しないで、映像とか写真のメディア閲覧に最適化された、自社のディスプレイ技術を最大限活かせるようなデバイスを作る方がいいと思うんだけどね。
見てきたモノはざっとこんなところ。新しい技術に触れることが出来るCEATECは、なんだかんだで楽しいので、きっと来年も行くことでしょう。今年はとりあえず、お疲れ様でした。
最後に各ブースいたコンパニオンさんを何枚か撮ったのでそれも掲載。個人的に二枚目の子がすごい可愛いと思うんだけど、Regalo di musicaの皆さんには分かってもらえませんでした。残念。