365日働くフリーランスならではの子育て法ーー”オフ日”を設けてファミリーDAYを作る
「家族サービス」という言葉は今の時代に相応しくないと思う。様々な家庭の形があるとは言えど、基本的には家族ができたのであれば家族を軸として生きることは至って普通のことであり、当然のことだと感じる。仕事は大事だが、家庭があるからこそ仕事が頑張れる、というのは心のどこかにあるはず。
さて、そんな僕は365日働いている。オフ日などは存在せず、記事を更新しない日はない。休日も三が日も僕にとっては関係ない。
逆に言えばいつでも休めると言えば休めるが、仕事が大好きなので暇さえあれば仕事をしてしまう。だが、娘が産まれた今、これには大きな問題があった。
仕事ばかりしていると、妻が何かとお願いしづらい
最大の問題は、妻が僕に家の周りのことや娘の面倒を見ることを頼みづらい、ということ。
僕は基本的に騒がしい存在だと自負しているが、自分が仕事をする時は無音を好む。自分がパチパチとキーボードを叩く音のみを聞きながら作業することが多く、BGMを流しながら仕事をする時は非常に稀。強いて言えばノイズキャンセリングヘッドホンをつけてタイピング音さえもかき消したいが、万が一呼ばれた時やインターホンの音、娘の泣き声などに反応するためにも自宅内ではあまり使わないようにしている。
仕事もMacBook Proさえあればどこでもできると言えばできるのだが、集中するために仕事部屋にこもっていることが多い。
よって、妻が僕に何か頼みたいことがあっても声をかけづらい。「仕事をしているから邪魔しないでおこう」という妻の優しさゆえに、いつも家にいるのに頼めないというストレスが溜まってしまっていた。
決まったことしか経験できない育児はもったいない
他にも仕事している時間帯と、仕事をしている時間帯に行っている育児を経験できないという問題が起きていた。
僕は午前中は仕事に没頭し、食後も少し仕事をしてからジムに行き、帰ってからは娘の風呂上がりの世話をして一緒に遊び、ご飯を食べて仕事をする、というスケジュールが多い。合間合間にちょっとした家事をこなしているが、自宅にいながらあまり役に立っているとは思えない。
具体的には離乳食をあげたり、水を飲ませたり、本を読ませたりする時間がほとんど取れていなかった。妻の負担が増えているということは娘と十分な時間を過ごすことができていない、ということでもあるのだ。
“オフ日”を設けてファミリーDAYに!
育児に参加し、妻の負担を減らして僕も育児を楽しみ、娘との時間を作るために僕が出した解決策は、“オフ日”として「ファミリーDAY」なるものを作ること。
実はこれ、サラリーマンであれば当たり前のことかもしれない。平日はがむしゃらに働き、休日は家のことをこなし、子どもと時間を過ごす。このようなライフスタイルができるように、日曜日をその”オフ日”にすることにした。
冒頭で「家族サービス」が時代に相応しくないと書いたが、オフ日とは言え仕事を全くしないわけにはいかない。そこでこの日を僕は勝手に「ファミリーDAY」とし、仕事は午前中と夜のみゆるくやり、午後は娘と過ごしたり、家のことをこなす時間に割り当てることにした。
その結果、僕は日曜夕方の離乳食を担当することができ、今まで以上に娘と過ごす時間を作ることができるように。娘と向き合う時間が取れることは幸せなことであり、母親だけではなく父親と触れ合うことも大事だと思っている。
一応僕の面目を保つために言っておくが、今は日曜日以外に家族全員で外出することもあれば、妻が用事で外出する際に昼の離乳食をあげることもある。基本的に僕は家族のお出掛けやイベントは最優先しているつもり。
近々三回食も始まるようで僕も今まで以上に離乳食をあげる機会が増えそうだ。飛ばしたり、こぼしたり、掴んだり、離乳食が大変な時期になりつつあるが、何があっても妻と2人で笑い飛ばせるようにこれからも楽しい毎日を過ごしていきたいと思う。