整備済みMacが”Appleシリコン時代のベストバイ”だと思う理由
Appleシリコン搭載で性能劣化の心配なし、最大15%オフで高性能機が手に入る
Appleは、公式サイトで「Apple認定整備済製品」を取り扱っている。
Apple認定整備済製品とは、iPhone、iPad、Macなどの製品を最大15%引きの特別価格で提供している。これは新品と同等の品質を保ちながら、より手頃な価格で入手できる。
これまでは「最新モデルにこだわらない人が、比較的新しいApple製品を安く手に入れられる公式サイト」という位置付けだったが、Appleシリコン全盛期の今、MacBook AirやMacBook Pro、Mシリーズチップを搭載したiPad AirやiPad Proは、未だかつてないほどの「お得感」がある。
Appleシリコン時代は「買い替える理由を探すほうが難しい」
Intelチップを搭載していた時代、MacBookは少しでも長く使うためには最新モデルを買い、なるべくハイスペックのものを買っておくことが鉄則だった。
しかし、Appleシリコン時代の今、一度スペックを十分に盛ったマシーンを入手すると、しばらく買い替える理由がなくなる。世界中のトップクリエイターが、未だに2021年に発表されたM1 Maxチップを搭載したMacBook Proを当たり前のように使っていたのだ。3年前ものMacBookが難なく使えているという状況は、Intel時代は考えられなかった。
毎日のように負荷の高い動画編集作業を行うクリエイターが3年前のMacBookが使えているのであれば、我々一般人が1年、2年前の機種を使えないはずがないのだ。
実際に僕自身、2023年発売のM3 Maxチップを搭載した14インチMacBook Proを使っている。4,500万画素のEOS R5 Mark IIで撮影したRAWファイルを大量に現像したり、撮影した4K動画を編集したりするが、アクティビティモニタを監視している限り、十分な余力はありそうだ。
つまり、Apple認定整備済製品で取り扱っているような1世代、2世代前のモデルでも安心して購入できるはずだ。
「でも……整備済製品って安全なの?」
整備済製品は、厳格な品質管理プロセスを経て提供される。特にiOSデバイスには新品のバッテリーと外装が搭載され、必要に応じてApple純正パーツによる修理も実施される。
製品は新品同様の白い箱に梱包され、純正アクセサリ、ケーブル、最新OSが付属する。最短翌日配送に対応し、返品も無料で受け付けている。
品質面では、1年間のハードウェア製品限定保証に加え、90日間の無償テクニカルサポートが付帯する。さらにAppleCare製品の購入で、保証期間の延長や専門家による優先サポートを受けることが可能だ。
「どんなモデルが売ってるの?」
Apple認定整備済製品は、一般的に1世代、2世代前のモデルの在庫が潤沢だが、現行モデルが整備済製品として登場することは珍しくない。現行モデルが15%オフで購入できるのは、相当お得だ。
「MacBookってこんな種類あったっけ……」と思う人もいるだろう。通常、MacBookを購入する際はオプションで構成を選ぶ仕組みになっているが、Apple認定整備済製品の場合は構成別に販売されている。
そのため、同じモデルに見えても価格やスペックが異なる。
注意点としては、USキー配列の取り扱いはないこと。日本ではJIS配列が浸透しておりJIS配列を選ぶ人が多いと思われるが、US配列派の人にとっては選択肢が用意されていない。
最新モデルではないMacを安く買う。それが整備済商品
ゴリミーは「USキー配列以外許さない」宗派に属しているため、残念ながらApple認定整備済製品でMacBookを買うことはできていない。しかし、過去にApple TVを何度も買い替えており、自宅で愛用している。
Apple製品は総じて高価だ。Appleシリコン時代になり、MacBook Airでもプロフェッショナルが快適に使えるほどパフォーマンスが底上げされたが、高価であることには変わりない。
これまでは性能を理由に最新モデルをやむなく購入する必要があったが、Appleシリコン時代は最新モデルにこだわらなければ十分なパフォーマンスが安く手に入る。特にAI関連サービスや機能を今後使い倒したいのであれば、高いスペックが必要になるはず。
「数年使うから最新モデルを買う」という考えもアリだが、「予算を多少抑えて昨年の最高峰モデルを買う」という買い方も賢い。予算を抑えてMacの購入を考えている人は、定期的にMacの整備済商品をチェックしてもらいたい。