MacBookの自動起動、ユーザーが制御可能に。macOS Sequoiaで新機能追加
蓋の開閉時や電源接続時の起動動作をカスタマイズ可能に。Apple シリコン搭載Mac向けに提供開始
Appleシリコン搭載Macの特徴的な機能である「蓋を開けると自動起動する」動作を、Terminalコマンドを通じてユーザーが制御できるようになった。この新機能はmacOS Sequoiaで導入され、より柔軟な使用環境を実現する。
カスタマイズ可能な自動起動設定
Appleが公開したサポート文書では、ターミナルコマンドを使用して3つの異なる設定が可能だと説明している。蓋の開閉時と電源接続時の両方、あるいはそれぞれ個別に自動起動を無効化できる。
設定手順
設定変更には管理者権限が必要で、ターミナルアプリを使用する。入力するコマンドは目的に応じて3種類が用意されており、管理者パスワードの入力が求められる。なお、入力時にパスワードは画面に表示されない仕様となっている。
設定を元に戻したい場合は、専用のコマンドを用意。この柔軟性により、ユーザーは使用状況に応じて最適な設定を選択できる。
- Apple シリコン搭載のMacノートパソコンがmacOS Sequoia以降を使用していることを確認してください。
- アプリケーションフォルダ内のユーティリティフォルダにあるターミナルアプリを開きます。
- 以下のいずれかのコマンドをターミナルに入力し、Returnキーを押します:
- 蓋を開けたときや電源に接続したときの起動を防ぐ場合:bash sudo nvram BootPreference=%00
- 蓋を開けたときの起動のみを防ぐ場合:bash sudo nvram BootPreference=%01
- 電源接続時の起動のみを防ぐ場合:bash sudo nvram BootPreference=%02
- 要求されたら管理者パスワードを入力し、Returnキーを押します(入力中のパスワードは表示されません)。
- 前述のコマンドを取り消して、蓋を開けたときや電源接続時の自動起動を再び有効にするには、ターミナルで以下のコマンドを入力します:sudo nvram -d BootPreference
(Source: MacRumors)
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