Twitterとモバイル広告

少しずつだがSFC以外の友達でもTwitterが流行ってきた。会社の同期も始めつつあり、面白くなってきたことは間違いない。最近モバイル広告に携わっている同期からTwitterと広告について聞かれたので、僕なりに考えてみることにした。

結論から言うと、僕はTwitterは日本のモバイルでのTwitter広告は流行らないし効果がないと思う。いかに理由を述べる。

1.Twitterはコンピューター発祥のサービスである

これの統計結果がないから定かではないが、アメリカ発祥のこのサービスは当然だがPCからの利用が大半であろう。Twitterは一般的にはその人自身が思ったことを「つぶやき」サービスなのであるが、その延長で画像を投稿したり、URLを貼り付けたり、最近では現在位置の投稿や動画の投稿まで可能となっている。

ここで投稿されるものは当然だがファイル容量が大きいURLもPCでの閲覧を前提に投稿されているものが大半である(PCから投稿されているから当然なのかもしれないが)。現在位置はGoogle Mapのものが多く当然PCからの閲覧を前提とされ、動画はYoutubeからPosterous、またはFlickrなどの投稿先が多く、モバイルではみることが出来ない。

つぶやき限定ならばまだしも、Twitterはフォローする人が投げてくれるさまざまな情報を閲覧してこそ有意義なTwitter生活を送ることができるため、日本のケータイではリッチな情報が見れずじまいである。

2.日本のケータイ端末でのTwitterの利用意欲が沸かない

日本のケータイ用のTwitter Clientを使われたことがあるだろうか。僕はTwitterを始めたときからiPhoneでの利用だったため、先日まで見たことがなかったのだが、あまりにも使いにくさに唖然とした。余計なところでの広告。どこに何があるか分からない見づらいUI。そして、Reply、Retweet、Fav、DMなどが気軽に使えることのないユーザビリティ。これはさすがに日本のケータイでTwitterをやろうとは到底思えない。

実はそんなことを思っていたら一つだけ使いやすそうなアプリを発見をした。名前はTwittie。NTTドコモ用のiアプリクライアントである。起動し、Twitterのユーザー名とパスワードさえ登録できれば後は特にストレスなく使用することが出来る。非常にいいアプリなのだが、当然アプリなので起動する一手間が在る。残念ながらドコモに限らず大体のケータイのアプリ起動は時間もかかり、個人的にはあまり起動意欲が分からない。もちろんバックグラウンド起動をしておけばあまり気にならないだろうが、僕はただでさえ遅いドコモ端末の操作性をアプリの常時起動によってさらに遅くさせるつもりはさらさらないのであまり実用的とは思わない。

3.敷居が高い(理屈が分かり辛い)

よくTwitterを始めた人に聞かれることは、「フォローってなに?」「これ何するの?」「何が楽しいの?」「いつ投稿するの?」と言った根本的な市tもんばかりである。Twitterが難しいのはあまりにもシンプルすぎて逆になんだか分からない、という点なのかもしれない。

つぶやく、と言われてもたいていの人は「??つぶやく??」と言った反応を示す。確かに、tweetはつぶやく、という意味ではあるが、直訳したところでいきなりそんなこと言われても、という反応が返ってきて当然だろう。

さらにフォローするフォローしない、フォローされるフォローされない、という概念は非常にピンとこないようである。SNSはお互いを認証すれば自動的につながるので日常生活に置き換えてもすぐ理解できるが、Twitterに関しては一方通行でも成り立つため、フォローするしないっていうことから理解しなければならないのである。そしてどうやら分かるようでよく分からないようだ。確かに。なんで一方通行のコミュニケーションをしていて楽しいのか、と言われてしまえばよく分からない。

そして上記が分かったとしても投稿するタイミング。なんとなく独り言を言いたい人にはもってこいのサービスかもしれないが、特に発信欲がない人はそもそも使う意味があまりない。ましてや、他人の発信する情報にも興味がない人にはTwitterは登録していても何も意味がないだろう。Twitterはもっともシンプルでもっとも複雑なサービスなのかもしれない。

さて、ここまできてなぜTwitterにモバイル広告が載っても意味ないかという本題に戻ってみよう。上記3点からすべてが説明できるのではないか。コンピューター発祥のサービスだからモバイルでは楽しめず、それでも携帯で見ようとしたところで日常の中で気軽に使うためにはアプリケーションが使いにくい、極めつけはどうやらサービスがよく理解されていない、という3点からしてみてもいくらユーザー数が増えているとはいえどもアクティブユーザーは非常に少なく、コストをかけたところで無意味な施策に終わると思える。

日本でTwitterが流行るために、という点において勝間さんや堀江さんなどが各々のブログで書かれていたが、僕もそれに便乗して、逆にどうすればTwitterは日本で流行り、広告などをはじめとした新たなビジネスモデルの構築を可能とするプラットフォームとして成り得るのか考えていきたい。

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