【レビュー】「Catalyst Case for Apple Watch Series 2」ーー軍事規格の落下テストをクリア、IP68準拠の完全防水ケース
「Apple Watch Series 2」は初代モデルとくらべて防水性能が向上し、50メートル防水仕様になったと謳っているが、本当に安心して水にジャバジャバ浸けて良いのだろうか。やっぱり心なしか……不安だ。
可能であればApple WatchもG-SHOCKのような耐久性能・防水性能であって欲しい。今回紹介する「Catalyst Case for 42mm Apple Watch Series 2」はアメリカ国防総省の軍事規格「MIL-STD-810G」の落下テストをクリアし、JIS規格の最上級であるIP68に準拠する完全防水ケース。
購入してからしばらく使い続けているのだが、「リンクブレスレット」ならではの高級感やエレガントさを失う代わりに得られる真のゴツさを手に入れることができる。ただ見た目がゴツいだけではない。本当に耐久性能が上がるのだ。
非常に気に入っているので、早速紹介する!
耐衝撃性ポリカーボネートケースの中にシリコン防水カバーを装着
アメリカ国防総省の軍事規格やIP68に準拠するほどのApple Watch用ケースなので、当然ながらゴツい。そして複数のパーツを組み合わせることによってその耐久性が得られる仕組みになっている。
使用するパーツは下記の通り。Apple Watch本体以外にバンドと固定されたリアケース、本体に装着するシリコン防水カバー、そして表側のカバーを組み合わせる。外側のケースは耐久性ポリカーボネートを使用している。
パッケージにはダミーのApple Watch本体がケースに入れられた状態で梱包されているので取り出す必要があるのだが、耐久性能抜群ということもあり、やはりそう簡単に取り外すことができない。デジタルクラウン側にケースを固定するためのネジが1本挿してあるので、同梱されているドライバーで取り除く。
ドライバーを使うと聞いた途端、なぜかその製品自体を敬遠する人もいるが、ドライバーを使うのはこのネジ1本のだめだけなのでご安心を。
取り付けるときは上下のケースを挟むだけなので簡単だが、取り外す時がそれなりの力と相当な勇気が必要。このように親指で裏側から押し出すことによって上下のケースが分離する。
「Catalyst Case」装着で存在感のあるタフネスウォッチに
無事装着が完了したところで本体の外観をチェックしてみよう。
Apple Watchに装着するケースとなっているので、基本のデザインは変わらない。ただ、一回り大きくなり、分厚くなり、ゴツくなるということは間違いない。
マイクおよびスピーカー用の穴はしっかりと開けられているが、本体より奥まっているので多少精度は落ちてしまう可能性はある。Siriを使ってみた感想としてはそれほど変わりなかった。
デジタルクラウンとサイドボタンは専用のボタンが用意されている。基本的には通常のボタンと変わらない使い心地になっているが、さすがにケースを装着した状態ということもあり、デジタルクラウンは装着していない時よりも多少回りが悪いと感じることもあった。
ボタン部分の上には「catalyst」の文字が刻印されている。ロゴマークが至るところに刻印されているのは少し気になる。ただ、調べてみるとこれらは「Catalystの特徴である特許付きデザインのデジタルクラウンパーツ」とのことなので、このように力強く主張しなければならない大人の事情もあるのかもしれない。
バンドはApple Watchのスポーツバンドのように余ったバンドを本体の内側に入れるタイプではなく、一般的な腕時計のように遊革が用意され、バンドを通して固定するタイプ。そしてここにもロゴマーク。
バンドに使われている素材はプレミアムシリコン製。純正スポーツバンドの質感と似ていて付け心地は抜群。
少々分かりづらいかもしれないが、遊革の中には突起があり、ただバンドの余った部分を通すのではなく、余計なバンド部分の穴に通す仕様になっている。このため、付けている間、遊革がズレてしまうこともなく、しっかりと固定される。
Apple Watch本体はシリコン防水カバーに入れられているが、心拍計・マイク・スピーカーなどApple Watchが本来利用できる全機能が使用可能になっている。もちろん、ケースを付けたままの充電も問題ない。
バンドの裏側にはまたしても「catalyst」の文字が。ここにあるなら遊革に付ける必要はないのでは?
「Catalyst Case」を装着した様子
「Catalyst Case for 42mm Apple Watch Series 2」を装着した状態で身につけるとどう見えるのだろうか。結論から言うと、ゴツい時計が好きな人には落ち着くゴツさと存在感が手に入れられる。
これから暖かくなるのでこのような格好で付けることも増えるかもしれない。
その一方で夜など肌寒い時間帯はパーカーなどの長袖を着ることもあるだろう。やはり本体がゴツくなる分、袖口には引っ掛かってしまうことが多い。特に袖口が絞られている衣類は袖口をApple Watchの手前にするか、いっそのこと被せてしまうか、悩みどころだ。
もちろん、もう少しカッチリとした格好で身につける場合もあるかもしれない。結婚式や打ち合わせでジャケットまたはシャツを着る場合はやはり目立ち、少々違和感はある。結婚式にゴツめのG-SHOCKを身につけているようなミスマッチ感はあるかもしれない。
「Catalyst Case」を購入する上で気にするべきこと
存在感のある時計が好みである僕にとって「Catalyst Case」はApple Watchを理想的なゴツさにしてくれた。同じような気持ちでApple Watchを身に着けている人には全力でオススメしたいが、気をつけるべきことがいくつかある。
汚れが気になる
使っていて何よりも気になったのは汚れ。プレミアムシリコン製バンドが異常なまでにホコリを吸い寄せ、気付いたら至るところに白い汚れが目立つように。基本的に身に着けたまま過ごしていることが多いので、衣類の内側のホコリやジムのロッカーでのホコリ、夜中充電している時のホコリが知らず知らずのうちに付着してしまったようだ。
もちろん、一度洗えば済むことなので全く問題はないのだが、日頃から腕時計を洗うという習慣がない人にとっては少々面倒に感じるかもしれない。
誤ってSiriを起動してしまうことが多々ある
「Catalyst Case」を装着することによってApple Watch本体が一回り大きくなる。そのため、装着位置によっては手首を返したときにSiriが起動してしまうこともしばしば。
これはデジタルクラウンが大きく本体からせり出していることから押してしまっていることは明白。僕自身も手首を返すのはトレーニング中ぐらいなので大して困っていないが、装着して以来、少し手首の奥の方に付けるように意識している。
一気にゴツくなるので袖口に収まらない場合も
装着感を紹介した項目でも書いたが、本体が分厚くなるため袖口に収まらなくなる可能性がある。もともとゴツゴツした時計をしている人にとっては全く問題ないが、通常のApple Watchは比較的スリムなので袖口のタイトさによっては不便を感じるかもしれない。
真のゴツさを手に入れることができるタフケース
「Catalyst Case for 42mm Apple Watch Series 2」はアメリカ国防総省の軍事規格「MIL-STD-810G」の落下テストをクリアし、JIS規格の最上級であるIP68に準拠する完全防水ケース。水深100mの完全防水仕様、耐衝撃プロテクションを誇り、海水の腐食性からApple Watchを完全保護することができる。
夏になればアウトドアレクリエーションを楽しむ機会も増え、海や川、山奥などに出かける人も増えるだろう。「Apple Watch Series 2」はそれなりの防水性能があるが、「Catalyst Case」があれば防水性能も耐衝撃性能も向上し、海水からも守ってくれる安心感がある。
そのようなプロテクションが欲しいと言う人、単にApple Watchをゴツくしたいという人にはオススメ!38mm/42mm用の用意もあり、ブラックモデル以外にホワイトモデルもあるので気になる人はチェックしてみるべし!
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