【レビュー】「リンクブレスレット」ーーApple Watchの最高級純正バンド
Apple Watchの持つ魅力の1つはバンド交換が手軽である点。とは言え、可能であればバンド交換をせずに様々なシーンで利用できるバンドであることには越したことはない。
「Apple Watch Series 2」を購入して以来、僕は付いてきた「ブラックスポーツバンド」を愛用してきた。バンドが黒いので安っぽさはなく、スポーツバンドなので付け心地も抜群。特に不満もなかった。
ただ、最近はもう少しフォーマル寄りのバンドを付けたいという思いが芽生えてきていた。純正バンドの中で検討した結果、Apple Watchのケースと同じ316Lステンレススチールアロイで作られた「42mmケース用スペースブラックリンクブレスレット」。そう、驚愕の税別55,800円もするApple純正リンクブレスレット型バンドだ。
Apple Watch本体とほとんど変わらない価格帯には躊躇するものの、やはり高いだけあって見た目の高級感や付け心地、そして驚くべきことにフィット感も非常に良い!
使いはじめてかれこれ数ヶ月以上経っているので、リンクブレスレットの魅力や懸念するべきポイントを紹介する!
漂う高級感に反して見た目よりも軽く、付け心地も良好
まずはパッケージの写真を紹介する。5万円以上する高級バンドということで特別なパッケージかと思いきや、他の交換用バンドと変わらない箱に入れられてあったので少しガッカリ。
保護用のフィルムがしっかりと貼られているので、手に入れたら真っ先にそれらをペリペリ剥がしていきましょう。
リンクブレスレット型のバンドの取り付け方はパッケージの中に書いてある細長い取扱説明書に書かれている。リンクブレスレット型のバンドに馴染みがない人はチェックしておくべし。僕も大学生になるまで使ったことなかったので!
これがリンクブレスレット本体。僕はApple Watchがスペースブラックなのでこのカラーだが、もちろんシルバーモデルもある。
リンクブレスレットはすべてのリンクを付けた状態で75gとなっていてすべてのバンドの中で最も重いが、実際に持ってみた印象ではそれほどでもなかった。参考に、ブラックスポーツバンドは40g。35gも重くなっているのだが、気になるような変化ではなかった。
スペースブラックのApple Watchに取り付けてみた
続いて僕の「「Apple Watch Series 2」のスペースブラックステンレススチールケース」に取り付けた写真を紹介する。正直なところ、リンクブレスレットは僕が想像していたよりも遥かに薄かった。
バタフライバックルを開くと内側に「316L Stainless Steel」と書かれている。この記事を書くために写真を撮っていて初めて気がついた。
リンクブレスレットに交換したことによって、スポーツバンドを付けていた時と比較して一気に”腕時計感”が増している。もちろん、iPhoneのブラック/ジェットブラックモデルとの相性も抜群。
フォーマルでもカジュアルでもスポーティでもフィット感OK
最後に実際に見に付けた状態を紹介する。
特殊な工具を使わなくても、リンクを加えたり外したりすることができることもリンクブレスレット魅力の1つ。実際、届いた時は大きすぎたのでリンクを数本外して調整している。具体的な取り外し方は公式サポートページからどうぞ。
スポーツバンドを身に着けている人が多いことや、僕自身が長いことスポーツバンドを愛用していたこともあり、リンクブレスレットに交換した瞬間「あれ?それApple Watchだよね?」という印象を持ってしまうのは僕だけだろうか。
Apple Watchのケースと同じ316Lステンレススチールを使用しているので一体感も問題なし。
僕の手首周りのサイズとリンクブレスレットの調整幅がたまたまピッタリ合致したため、装着感は実に絶妙。ゆるすぎず、きつすぎず。遊びが全く無いわけではないが、意識的に動かさない限り動かないので心拍の測定も安定して取得できるようなフィット感になっている。
リンクブレスレットは高級感があり時計らしさも増す。今のところ思い当たる欠点は単純に価格が高すぎるということぐらいだ。バンドとしては文句なしのクオリティで今のところこのバンドを付けたまま過ごしている。
ところで、リンクブレスレットに変えてしまうと運動するたびにバンドを交換しなければならずに不便だと思っている人もいるのではないだろうか。何を隠そう、僕は日頃のトレーニング時でもリンクブレスレットのまま。付けていて痛くなることも、傷付くことも、今のところ全く無い。
最近お気に入りのApple Watch用バンドはリンクブレスレット。そう、あの超高いやつ……⌚️
自宅で作業中でも、外出時でも、ジムでもトレーニングしている時でもフィット感は常にグレイト!高いだけあるわ、超快適だぜ? pic.twitter.com/cFu5eIkSyB
— g.O.R.i(gori.meの中の人) (@planetofgori) February 4, 2017
使用後、毎回しっかりとキレイなタオルで拭くようにしているためか、手首が被れることも全くない。夏場にリンクブレスレット型の腕時計をしていた頃は常に汗で被れていたので避けていたが、汗だくになるトレーニングで身につけていても問題ないということは夏もきっと問題なく乗り越えられるのではないかと期待している。
決して安くはないリンクブレスレットだが、個人的には買って良かったと思っている。過去に数千円で買えるサードパーティ製のApple Watch用リンクブレスレットを買ったことがあるが、リンク付け替えの時点で壊れてしまい全く使い物にならなかった。
そのような手間も全くなく、簡単にリンクを外してサイズが調整でき、装着感が心地良いApple純正製品は偉大だ。
スーツやジェットが多い人、Apple Watchに高級感を演出したい人にオススメ!気になる人はチェックしてみるべし!