Amazon、7,000円台の新Fire TV Stick 4K Selectを発表。従来4Kモデルより2,000円安い

7,980円でHDR10+対応4Kストリーミング、Xboxゲームプレイ機能付き。Wi-Fi 6非対応で価格を抑制

Amazon、コスパ重視の新モデル「Fire TV Stick 4K Select」を7,980円で発表した。4K画質対応ながら従来の4K対応モデルより安価に設定され、ストリーミングデバイスの選択肢を拡充する形となる。

Fire TV Stick 4K Selectは10月1日に正式発表され、7,980円（税込）という価格で提供される。4Kテレビでの高画質ストリーミングに対応し、HDR10+もサポートすることで、なめらかな映像と鮮明な画質を実現している。

Fire TV Stick 4K Selectと従来モデルの違い

Fire TV Stick 4K Selectは、従来のFire TV Stick 4K（通常9,980円）との差別化を図ったモデルだ。最も大きな違いは価格設定で、約2,000円安い7,980円での提供となる。

性能面では、4K Ultra HD（2160p）対応とHDR10+サポートは共通している。しかし、Fire TV Stick 4K Selectには新開発のオペレーティングシステムが搭載されており、お求めやすい価格と優れたパフォーマンスの両立を実現している。一方、従来のFire TV Stick 4Kはクアッドコア1.7GHz、メモリ2GBの仕様となっている。

Wi-Fi規格についても違いがあり、Fire TV Stick 4KはWi-Fi 6対応だが、Fire TV Stick 4K SelectはWi-Fi 5までの対応となっている。

60万本以上のコンテンツとXboxゲーム対応

新モデルでは人気ストリーミングサービスの60万本以上の映画・テレビ番組を視聴可能だ。アプリを横断した検索機能により、豊富なコンテンツから観たい作品を簡単に見つけられる仕組みになっている。

注目すべきはXboxゲーム対応で、ゲーム機本体なしでも数百タイトルの高品質ゲームを楽しめる点だ。ただし、Fire TV上でXboxゲームを利用するには別売りの対応コントローラーが必要で、一部無料タイトルを除きXbox Game Pass Unlimitedのサブスクリプション（有料）への加入が求められる。

Fire TVシリーズ全体での位置づけ

Fire TV Stick 4K Selectは、Fire TVシリーズの中でコストパフォーマンス重視のポジションに位置する。Fire TV Stick HD（フルHD対応、メモリ1GB）よりも高画質でありながら、Fire TV Stick 4K Max（Wi-Fi 6E対応、ストレージ16GB）ほど高性能ではない中間的な選択肢となる。

ただし近日中に開催予定のプライム感謝祭では、各種Fire TV製品が大幅値下げを予告。Fire TV Stick HDは3,480円、Fire TV 4Kは5,980円、Fire TV 4K Maxは7,980円で登場する。

Fire TV Stick 4K Selectの購入は、Amazon.co.jpから申し込み可能で、販売・予約注文開始時にはメールで通知される仕組みになっている。各コンテンツやサービスの利用には別途登録・契約や料金が必要な場合があり、Xboxゲーム機能やAmazon Kids+は近日のソフトウェアアップデートで対応予定となっている。