Apple Music、配信楽曲数が1億曲を突破
21年前にデビューした初代iPodは「ポケットの中の1,000曲」がキャッチコピー、現在は10万倍の楽曲がいつでも再生できる
Apple Musicの配信楽曲数が1億曲を突破した。
iTunesの発明と初代iPodのデビューから21年、当日は「ポケットの中の1,000曲」とアピールしていたが、現在はApple Musicでその10万倍の楽曲を、いつでも、どこでも、再生できる。
1960年代には、新たにリリースされるアルバムは年間5,000枚ほどだった。Apple Musicでは、毎日2万人を超えるシンガーやソングライターが新たな楽曲を提供している。今後も数字は延び続けるだろう。Appleは「これは単なる数字だけでなく、非常に重要なこと、つまり、この20年間の音楽制作と配信のビジネスにおける構造的転換を示しています」としている。
ユーザーにとってメリットの多い音楽ストリーミングサービスだが、アーティスト側が受け取る利益の少なさが一部で問題視されてきた。アーティスト側からは批判的な声も上がっている。
サブスクでの利益がどれだけ少ないかを知ってほしい。
— 川本真琴 (@19740119) 2022年9月19日
Appleは「アーティストの声に耳を傾け、彼らが自身のストーリーを語り、作品の背景情報を伝えるための機会を提供することが、これまで以上に重要であることも理解しています」と説明しているが、伝える手段は伝え続けるための原動力がなければ成り立たない。
音楽ストリーミングサービスは、ユーザー、アーティスト、プラットフォームの健全なバランスの上で成り立つ。アーティストが我慢する世界は長続きしない。明るくない話題が多い今の時代だからこそ、音楽のメッセージ性は重要だ。Appleを筆頭に、音楽ストリーミングサービス各社はアーティストを大事にしてもらいたい。
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