【レビュー】「Aer Travel Pack」は最強の旅行用バックパック!アクティブなビジネスマンにも最適
そろそろ身体に無茶はさせすぎない方が良いであろう年齢に差し掛かってきたg.O.R.i(@planetofgori)デス。背中が蒸れて汗だくになることを懸念して夏場のリュックは避けてきたが、そうも言ってられないので最近まではずっと「Aer Duffel Pack」を愛用してきた。
靴や汗のかいた服を入れるためのポケットが用意されている他、それなりにクッション性のあるショルダーパッドとダッフルバッグのような大きく開くメインポケットなど、あらゆる点において使い勝手の良いカバンだったのだが、欲深い僕は改善して欲しい箇所がいくつかあった。
1つは容量が少ないということ。24リットルは一般的には「普段使いには大きいカバン」とされるが、15インチ型「MacBook Pro Retina」に加え、カメラや着替え、上着などを持ち歩いている身としては24リットルは若干物足りない。30リットルぐらいの容量が理想だ。
もう1つは小分けできるポケットが少ないということ。ケーブルなどは別途ポーチに入れて持ち運んでいるが、それ以外の小物を小分けできる小さいポケットが欲しかった。財布などをササッと取り出せるポケット、モバイルバッテリーを収納するポケット、Mac用電源を入れるポケットなど……。
これらの要望を叶えてくれるカバンは今まで無かったのだが、ついに登場した。2016年6月7日にAerから新しいバックパック「Aer Travel Pack」が発表され、Kickstarterで資金調達を開始した。開始数日後で目標は達成し、記事執筆時点ではまだ資金調達中であるのにも関わらず、20,000ドル目標のところ316,870ドルという大幅達成に成功している。
「Aer Travel Pack」は名前の通り旅行する時に活躍するカバンではあるが、常にパソコンを持ち歩き、ジムなどにも通うアクティブな人にもピッタリのバックパック。容量も33リットルと必要十分。
まだKickstarterにおける資金調達は継続されているが、レビュー用として先に商品を送って頂いたので、「Aer Travel Pack」の魅力を紹介する!気になる人はKickstarterのキャンペーンが終わる前までに支援しておくべし!
十分な容量、ポケット多数、頑丈で丈夫な作り
僕はバックパックに対しては求める条件が細かい。
十分な容量が入るサイズであること。ショルダーパッドがペラペラではないこと。細かいポケットが多数用意され、15インチ型「MacBook Pro Retina」が入るPC用スリーブがあり、メインポケットと独立していること。
可能であればiPadや書類などが入るポケットがあること。可能であれば自立すること。普段使いもできるが小旅行でも十分に使える収納力があること。
あわよくば手提げとして持つこともでき、打ち合わせなどに持っていけること。背負っていてダサくないこと。
「Aer Duffel Pack」はその条件をほぼすべて満たすことができていた完璧に限りなく近いバックパックだったが、完璧ではなかった。
今回登場した「Aer Travel Pack」は今のところさらに完璧に近づいた。完璧、と断言できないのは欲深さが出てさらなる欲求が生まれる可能性を残しているだけであり、今のところ不満は全くない。「Aer Duffel Pack」が86点だったとしたら、「Aer Travel Pack」は94点だ。
早速「Aer Travel Pack」の外観を紹介する!
ショルダーストラップ以外に取手は2つある。1つは上に、もう1つは横に。これは「Aer Duffel Pack」と同じだ。
右側面。左右に2つずつ、合計4つのバックルが用意されているため本体の大きさを調整したり、何かを引っ掛けて使うこもできる。盗難防止の役割も果たす。
ショルダーストラップの上部も調整できるようになっているため、長時間の移動でも抜群のフィット感を継続できる背負い心地に調整することができる。
ショルダーストラップ自体はペラペラではないが、分厚いというわけでもない。一般的なバックパックよりは少し厚みがあるので肩への負担が軽減される。
背面は十分にパディングされたメッシュ状の素材を使用。通気性も配慮されている。
「Aer Travel Pack」の豊富なポケットをチェック
「Aer Travel Pack」の魅力はアクセスしやすいポケットが多数用意されていること。
下の方にありサイズも限られているので僕はMac用の充電アダプタやモバイルバッテリーを入れるようにしている。
その上には大きいポケットが1つ。書類や雑誌なども余裕で入る大きさだが、僕はここに厚みのない日用品などを放り込んでいる。ティッシュや風邪薬、マスクなど少しサイズが大きいものを入れている。
「Aer Travel Pack」の中でもお気に入りのポケット群が次に紹介するここだ。小分けされたポケットが大量にあり、目薬やリップクリーム、絆創膏などの小物からモバイルバッテリー、ケーブル、メガネケース、iPadなどをゴチャゴチャにならずに収納できる小さいポケットが用意されている。
特にファスナーが付いたポケットやメッシュポケット、ベルクロのフタ付きポケットがあるのは相当魅力的だ。ファスナー付きポケットの中には鍵を引っ掛けるキーホルダーも付いている。
地味に便利なのがカバンの上部にあるこの小型ポケット。僕は財布やサブスマホを入れているが、ササッと取り出したい小物を入れるには最適。旅行するのであればパスポートなどの書類を入れておくのも良いかもしれない。
そのさらに先にあるのがPC用ポケット。最大15インチのMac/PCに対応し、僕の15インチ型「MacBook Pro Retina」も12インチ型MacBookも余裕で収まる。仕切りがあり本体を固定するためのベルクロストラップがあるため、背中側にMac、奥側にiPadを入れるという使い方もできる。
このPC用ポケットの壁の部分は物凄く頑丈に作られている。単にPC用のポケットがある、という訳ではなく、背負う側から多少の衝撃があっても耐えられるように設計されているようだ。恐らく背負う側を置いて荷物を取り出したりすることを考慮してこのような作りになっているのではないだろうか。バックパック本体が多少重くなっているのもこのポケットの作りが影響してそうだ。
さて、既に多数のポケットを紹介しているが、これから紹介するのがなんとメインポケットだ。信じられないと思うが、今まで紹介したポケットはあくまでも脇役だ。
こちらがメインポケット。一見普通のバックパックにありそうなメインポケットに見えるかもしれないが、「Aer Travel Pack」は名前の通り旅行で使用することを想定したバックパック。
実はクラムシェル型に大きく空けることができ、衣類などを簡単に収納することができる。
基本的にはだだ広いメインポケットだが、フタとなる部分にはさらにファスナー式のポケットがある。ここには汚れた衣類を入れるためのメッシュ袋やゴミ袋などを入れておくのが良さそうだ。
広さは十分あるため数泊程度の旅行の荷物であれば十分収まるとは思うが、注意しなければならないのはメインポケットにあるこの謎の袋。Aerのバックパックを使ったことがある人であればある意味Aerの特徴なのだが、実はこの袋はバックパックの底面にあるシューズ用ポケットなのだ。
見ての通り通気口のあるポケットとなっていて、靴や汚れた服などをメインポケットと分けて入れることができる。普段、僕はジム帰りで着た汗だくの服が入った袋をこのポケットに入れている。
「Aer Travel Pack」の右側にはポケットはないが、左側には伸縮可能なペットボトル入れがある。
使わない時は上記写真のようにファスナーを上げておけばいいが、使う時は下げてペットボトルや折りたたみ傘、小型の三脚などを入れておくことができる。
冒頭でも少し触れたが、ペットボトル入れの横には横持ち用の取手が用意されている。少しかしこまった場でどうしても持ち運びたいという時はこの持ち方で多少のフォーマルさを演出できる。
「Aer Travel Pack」に普段持ち運ぶ荷物を入れてみた
僕はかれこれ1週間ほど「Aer Travel Pack」を使っているが、普段僕がどのように各ポケットを活用しているのかを紹介しておく。
まず、PCポケットには15インチ型「MacBook Pro Retina」を入れている。作業内容が軽い日は12インチ型MacBookを入れて持ち歩く日もある。
小物ポケットにはワイヤレスイヤホンから名刺入れ、目薬やリップクリーム、iPad Proなどが入っている。
表の大きいポケットにはマスク、風邪薬、ウェットティッシュ、ブレスケア。
下のポケットにはMagSafeとAnkerのモバイルバッテリー2つ。
本体上部にある小型ポケットには財布とサブスマホを2台入れている。
実はメインのポケットはほぼ使う必要がないほど他のポケットが充実している。これまではケーブルなどをまとめたポーチを持ち歩いていたが、あまりにもポケットが充実しているため必要性を感じなくなりつつある。
メインポケットを使う時は一眼レフカメラや着替えなどを入れている。
どこまで荷物が入るのか、詰め込めるだけ詰め込んでみた
僕が普段使うには全く問題無いほどの収納力を持つ「Aer Travel Pack」だが、実際のところどの程度の荷物を詰め込むことができるのか。試しにありったけの荷物を詰め込んでみた。
テーマは「現地で写真を現像して記事を数本書かなければならない1泊2日の撮影旅行」という意外とありそうなテーマでモノを集めてみた。一眼レフカメラ本体とレンズ2本、ストロボがカメラ機材。15インチ型「MacBook Pro Retina」を持ち出し、着替えや上着、靴、書類やヘッドホンなど思いつくものを並べてみた。
実は入れる順番を誤ってしまい、最後に靴を入れるという暴挙に出てしまったため詰め込むのに苦労したが、無事、「Aer Travel Pack」の中に収まることができた。
バックパックがパンパンだ。33リットル入るからと言って調子に乗って詰め込むのは良くない。
明らかに重そうなオーラを出している「Aer Travel Pack」。
これらの荷物を詰め込んだ状態で試しに背負ってみたが、とんでもない重さだった。Macとカメラが重すぎる。
「Are Travel Pack」を背負ってみた
冒頭のプロモーションムービーでは格好良い長身の外人が背負ってて非常にクールに見えるが、170cmに満たない一般的な日本人体型の僕が背負うとどのようになるのかを紹介する。
こちら、前から。「Aer Travel Pack」を気に入りすぎて満面の笑み。
後ろから。個人的にはプロモーションムービーで見ていたよりも大きく感じたが、このサイズ感が最高だ。
冒頭で書いたこだわりポイントの中には入れなかったのだが、実はバックパックを背負った時のバックパックの位置にもこだわりがある。下記写真のように背中にピッタリフィットすることは譲れない。しっかりと背中に付くため肩の負担も軽減され、何よりもシャキッと見える。
前に背負った状態。電車の中ではこの持ち方が基本となるので、念のため。
「Aer Duffel Pack」との比較、「Aer Travel Pack」が気に入った理由
最後に、「Aer Travel Pack」を「Aer Duffel Pack」と比較して「Aer Travel Pack」の方が好きだと言える理由を紹介する。
大は小を兼ねる
何と言っても容量だ。33リットルと24リットルでは入る量が全く異なる。大は小を兼ねる。容量が多いことに越したことはない。
とは言え、何十リットルというサイズでも困るのだ。なぜなら大きすぎて普段使いには邪魔だからだ。33リットルという容量は個人的に丁度良い。サイズが限られるジムのロッカーでも十分収まっている。
小分けのポケットが多数
細かいポケットが多数あるのはやはり正義だ。これまではポーチに入れて別途持ち運ぶ必要があったが、今はそれぞれのポケットに入れておけば全く不自由しない。
必要な時に必要なものをササッと取り出すことができるのは非常に助かっている。いくら収納可能容量が大きいカバンでも欲しいものを取り出すためにガサゴソするのは面倒でスマートではない。この点に関しては「Aer Travel Pack」は「Aer Duffel Pack」に大きく勝る。
ポケットが背中に対して一列に並んでいる
僕は最近体の歪みをなるべく減らす努力をしている。だからこそショルダーバッグやトートバッグではなくバックパックを使っているのだが、いくら背中に背負っているとはいえ、荷物の重心がぶれていれば体も歪む。
「Aer Duffel Pack」はメインのポケットの左右にポケットがあり、僕の場合は左右に重さの異なるものを入れていたため常に若干バックパックが傾いた状態で背負っていた。「Aer Travel Pack」は背中に対してほぼ一列に並び重心に近づくため、バランスが良くなったように感じる。
本体もファスナーも頑丈!止水加工が嬉しい
アクティブに過ごしていれば、時には雨に打たれることもある。傘を差してもバックパックが濡れてしまうことは多々あるが、水が中まで浸水しないように止水ファスナーを採用している点は非常に良い。残念ながらすべてのポケットではなく表側のポケットだけではあるが、それでもないよりは良い。
本体も「1680Dバリスティックナイロン」を採用しているため、耐久性は抜群。汚れも目立たない。
バックパックとしての格好良さは「Aer Duffel Pack」だが、「Aer Travel Pack」の方が便利
ハッキリ言って、バックパックとしての格好良さは「Aer Duffel Pack」の方が上だと思っている。このデザインは珍しく、ダッフルバッグのような作りは格好良い。「Aer Travel Pack」よりもスリムでスマートではあるため、普段それほど荷物を持ち運ばないという人は「Aer Duffel Pack」でも良いかもしれない。
「Aer Travel Pack」は旅行で使うことを想定したバックパックだ。よって、それなりにハードな環境で使われることを想定してかなり丈夫に作られている。このことから、バックパック本体の重さは意外とズッシリ来る。気になる人は気になるかもしれないが、そもそも重い荷物を持ち歩いている僕としてはまるで問題ない。
これらの欠点を踏まえた上でも僕は「Aer Travel Pack」の方が便利だと感じている。このサイズ感、ポケット数、背負い心地、収納力。すべてが僕の求めていたバックパックなのだ。
「Aer Travel Pack」への出資期限は日本時間の2016年7月9日(土)15時59分までとなっていて、出荷時期は2016年11月予定。現在は僕が持っているブラックモデル以外にもグレイモデルも準備しているとのことで、価格は179ドルから、日本への送料は送料25ドル(約2,700円)となっている。
気になる人は支援してみてはいかがだろうか!詳細は下記からどうぞ!
僕と同様にレビュー用に一足早く「Aer Travel Pack」を手にした海外のYoutuberの動画もアップされているので、こちらも参考にどうぞ!
「Aer Duffel Pack」のレビュー記事は下記からどうぞ!
また、「Aer Travel Pack」の新しいバージョンである「Aer Travel Pack 2」のレビュー記事は下記からどうぞ!
これ凄いよい!
もう手に入らないんですかねぇ?
でもありえますねぇ!普通にアマゾンとかでも3万とかしますからねぇ。。。
おなじ型ではなくで、アーは売っていたような気がします!
まったく確信はなく、勘違いしているかもしれないっすm(_ _)m
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!というか、ビームスで売ってます?!
買ってもうたー
もうg.O.R.iさんのレビューせいで、また買ってもうたー
でも某セレクトショップ(◯ームス)だと、軽く3万円を超えるものがg.O.R.iのおかげで安くは買えましたー。
でも届くの11月ですが…
やった!嬉しいです!凄い気に入ってます!
はじめまして。
やっぱりこのバックパックは良さそうですね!
レビューみてると欲しくなってきて、思わず支援しちゃいました。