カメラバッグ沼。PGYTECHの OnePro Focuxを支援した
Shimoda Action X40 v2よりも理想に近いバックパックに出会ってしまったかもしれない
カメラバック大好きゴリラとして、理想のバックパックに出会えたかもしれない。
僕の理想はこうだ。カメラ機材を持ち運ぶことができ、MacBook Proなどの仕事道具、上着や着替えなどの日用品を持ち運ぶことができ、収納するものが整理整頓しやすく、必要なときに取り出しやすく、必要に応じて容量が拡張できる仕組みがある。背負い心地がよく、ストラップに厚みがあり、背負ったままでも小物を取り出せる。カラビナフックを取り付けられる。
現在使用しているShimoda Action X40 v2は現時点で最も理想に近いバックパックだと思っている。使い勝手も背負い心地も良いが、40リットルを謳う割には荷物が思ったよりも入らないと感じることが増えてきた。
Shimodaのバックパックはカメラインサートを変えることで持ち運ぶ機材と機材以外の荷物を分けられる。カメラインサートは硬く丈夫であることが強みだが、同時に小さいデッドスペースが生まれ思ったよりも収納できないのではないかと分析している。
カメラインサートではなく、バックパックに直接機材を入れられるカメラバッグはないのか。そう思っていたところに、PGYTECHが新しいバックパック「OnePro」シリーズを発表した。現在クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で支援を集めている。これは僕の思い描く理想のバックパックにまた一歩近づいた可能性がある。
OneProシリーズはOnePro FlexとOnePro Focuxの2種類が用意されている。ざっくり説明するとFlexはShimodaのように専用のカメラインサートを入れる構造。Focuxはメインの収納エリアがカメラ機材用となっており、直接デバイダーを取り付け機材を整理する。
僕が現在ほしいのは、カメラインサート不要な構造。よってFocuxのほうがマッチしている。
Focuxは全体的に構造が「よくあるカメラバッグ」となっており、使い勝手に悩むことは無さそう。メインのポケットは縦に180度ひらき、カメラ機材が収納できる。バッグ上部からも内部にアクセスできるため望遠レンズを収納して使いたい人にとっても便利だ。
普段はメインポケットを埋めるほどの機材を持ち運ぶことは絶対にない。しかしこの手のバックパックは機材以外も簡単に収納できるため、機材が少なければ、大きなポケットとしても使うことができる。カメラインサートに頼る必要がない点が良い。
メインポケットの反対側には小物入れ、PCポケット、タブレットポケットがあり、開いた際に飛び出さないよう蓋がある。OneProシリーズは「プロフェッショナル・アウトドア・カメラバックパック」とブランディングされているが、Shimodaよりも普段使いやパソコンなどの持ち運びを配慮した作りになっている。
背負って左側はカメラにアクセスできるサイドポケット、右側は小物収納ポケットがある。前面の構造は分かりづらいが、大きな抱っこひものような、オーバーオールのようなポケットがあり、その中にファスナーで閉められるポケットがある。オーバーオール的ポケットは雑に大きい荷物を収納できるため、ざっくりアウターや買った荷物を入れておきたい僕にとっては使い勝手が良さそうだ。
OneProシリーズ最大の特徴は、ハーネスシステムにある。背中との間に隙間を作るアルミニウムフレームを用意した上で、負荷を肩と腰で分担される仕組みになっている。ストラップ位置も数段階の調整が可能な構造を採用している。実際に体験してみなければ分からないが、理論上は快適なはずだ。
早ければ8月中には出荷が計画されているようだが、先行して実物をレビューしているYouTuberの動画が数本公開されていたので、紹介する。
OneProシリーズの唯一にして最大の欠点はヒップベルトが着脱不可能であること。しかしヒップベルトには拡張用のウェビングやファスナー付きポケットなどがあり、バックパックを下ろさずに小物にアクセスできる仕組みがある以上、着脱可能な構造だったとしても使い続けるだろう。
僕はOnePro Focuxの35リットルモデルを支援。通常価格の30%オフで購入できるため、気になる人はチェックしてもらいたい。