NOMATIC、Peter McKinnonとコラボしたカメラバッグ「The Camera Pack」を発表
Kickstarterでクラウドファンディング開始、2020年4月以降に出荷予定
機能性に優れるカメラバッグはいくらでもあるが、見た目が格好良いカメラバッグは圧倒的に少ない。格好良いカメラバッグもあるが、多くは機能性を犠牲にしていることも少なくない。
機能性だけではなく見た目や使い勝手を追求したカメラバッグ「The Camera Pack」は、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」にてプロジェクトを成功させ、現在はNOMATICの公式サイトから購入できる。
NOMATICのバックパックは海外でも人気のあるブランドの1つではあるが、僕の感覚としてはバックパックとしての作りが甘く、使い勝手も良くない上にデザインがすべてダサいという印象が強かったのだが、「The Camera Pack」は一味違う。
というのも、このカメラバッグはフォトグラファー兼フィルムメーカーのPeter McKinnon氏と共同開発された製品。自身の持つYouTubeチャンネルは400万人もの購読者がいて、18ヶ月間かけて完成させたと説明している。
バックパック1つでカメラも機材もパソコンも持ち運び可能
「The Camera Pack」はカメラバックとして「One Bag Travel」(別途キャリーオンなどを用意することなく、カバン1つで旅行できる状態のこと)を実現している。
カメラ機材を安全かつ快適に持ち運ぶためのスペースはしっかりと確保しつつも、ノートパソコンやタブレット、各種周辺機器を持ち運ぶためのポケットも用意されているだけではなく、衣類専用の収納構造もあり、このバックパック1つで数日間の旅行を楽しむことも十分できそうだ。
カメラバッグにもなるカメラキューブ「The Cube Pack」
中でも特徴となっているのは、「The Cube Pack」という「The Camera Pack」にフィットするように設計された、カメラキューブになりつつもカメラバッグになるという画期的なアイテム。意味が分からないと思うが、カメラキューブがカメラバッグに変身できるのだ。
これにより現地に「The Camera Pack」に移動し、ホテルに着いたら「The Cube Pack」を取り出し、カメラとレンズ、そして持ち運びたい小物を入れて散策することができるというスグレモノ。さすがプロカメラマンとのコラボ商品というだけあり、考え抜かれている。
「The Camera Pack」の個人的にイチオシポイント(と懸念点)
僕が使うとした場合、普段使いのバックパックとして使うことの方が多いことから、個人的な「The Camera Pack」のイチオシポイントは以下:
- 素早くアクセスできるノートパソコン用ポケット
- 型崩れしなさそうな素材と構造
- 小物が入る複数のメッシュポケット
- 十分な容量(35リットル)と必要に応じて増やすことができる構造(+7リットル)
- 分厚くクッション性の高そうなロードリフター付きショルダーストラップ
- 負荷を分散させることができる取外し可能なヒップベルトの用意
紹介動画でもショルダーストラップについて言及するほど負荷分散を考慮しているので、背負心地はかなり期待できそうだ。
現時点で思いつく懸念点としては、バックパック本体が約2.6kgもあり、空っぽでもかなり重い、ということ。その分、本体が丈夫で背負心地が考慮されているのでそれほど気にならないかもしれないが、乗る飛行機によっては検討材料になりかねない。
デザインにおいてはPeak DesignのTravel Packに似ているが、「The Camera Pack」の方が一回り小さい。ただし、背負心地はこっちの方が良さそうな気がする。
デザインと実用性を兼ね揃えたカメラバッグ「The Camera Pack」。Kickstarterでプロジェクトが開始されたばかりなので、興味ある人は下記からどうぞ!