ゴリミーベストバイ2022:今年買って良かったカメラ機材まとめ
EOS R3、EOS R6 Mark IIを始め、複数のレンズ、ライト、アクセサリなどを買い漁った1年だった
2022年は今まで以上にカメラにのめり込んだ1年だった。メインカメラの唐突な故障と高額な修理費用を始め、カメラ機材の買い足し、買い替え、買い戻しなど、盛り沢山の1年だった。2つのボディや複数のレンズを追加したが、同時に複数のカメラアクセサリ、ボディ、レンズなどを下取りに出しており、実際はそれほど持ち出しがない状態で購入できているはずだ。
本記事では、2022年を通して「買ってよかった」と思えるカメラ用機材をまとめた。商品数が膨大なため「買ったものを並べただけでは?」と思われても仕方がないが、一応これでも厳選している。つまり記載されているもの以外のカメラ機材も試している。
散財、上等!買ってよかったカメラ機材2022
Canon EOS R3
今年買って最も高かったカメラ機材で、最も満足度が高いカメラ機材は、Canonの現時点で最高峰の描写を誇るミラーレスカメラ機「EOS R3」だ。Canonの中ではプロ機ではなくハイアマチュア機と位置づけられているそうだが、僕からすれば能力の何倍も高い性能を持つカメラで、本体のポテンシャルを使い切れるように日々奮闘している。
見た目の割には軽いが、バッテリーグリップ一体型である分、世間一般的なミラーレスカメラと比べて大きくて重いことは事実。しかしその代わりに手にフィットするグリップ感の良さをはじめとして、圧倒的なAF性能や描写力を体験できる。カメラの性能制限を一切考えずにシャッターを切ることができる。
画素数より高感度撮影耐性やデータサイズを重要視するため、2,410万画素は扱いやすい。どうしても高画素が求められる撮影環境があれば、手元に残してあるEOS R5を使うだろう。
EOS R3を握ると「よし、撮影するぞ」と気合いが入る。持ち運びや機動性には難があるが、EOS R3があればおそらく撮影できない写真はないはずだ。撮影できるかは自分の腕次第。自分を追い込むハイポテンシャルを持つ機種だからこそ、使っていて楽しい。
Canon EOS R6 Mark II
上達の近道は継続。毎日の素振りがいずれ成長に繋がると考えている。写真も同様だが、EOS R3では物理的に大きい分、持ち運べないまたは持ち込めない場所がある。EOS R3のトラッキングシステムの方向性を継承しながら小型化・軽量化を実現したEOS R6の後継機種、EOS R6 Mark IIを購入した。
日々のスナップや撮影の仕事でEOS R3を使ってきた経験を踏まえると、EOS R6 Mark IIのAF性能やトラッキング性能はEOS R3に負けず劣らず。物理的に小さくなったことで機動力が上がり、以前では撮影を躊躇したようなシーンでもカメラを構えるようになった。
超高速シャッターや連写性能を必要とするシーンは限られており、EOS R6 Mark IIの性能は僕にとってちょうど良い。唯一惜しいのは、バッファが少なくデータの読み込みに時間がかかるSDカードのみであること、電子シャッターが14bitではなく12bitであることだが、致命的ではない。
DM-E1D
子どもが自宅にいない時間帯を狙い、趣味で雑談YouTube動画を撮影するためにEOS R3やEOS R6 Mark IIのマルチアクセサリーシューに対応した指向性ステレオマイクロホン「DM-E1D」を導入した。マイクとしての精度は分からないが、取り回しが楽で使い勝手が良い。別途マイクを購入したが、しばらくはこのマイクで楽しめそうだ。
雑談に付き合ってくれる人がいたら、こちらから登録してもらいたい。ほぼノー編集、オンリー雑談という登録者数の伸びようのないチャンネルだが、暇つぶしが欲しい人は話しましょう!
RF70-200mm F2.8L IS USM
RF70-200 F4 IS USMを所有していたが、撮影現場で「F4か……」と言われたことをきっかけに大三元レンズに買い替えた。大きく、重くなり、気軽に持ち運びづらくなったが、描写力は間違いない。
以下に作例を数枚載せておく。
RF50mm F1.2L USM
RF50mm F1.2L USMは、RFシステム用として初めて購入した単焦点Lレンズ。描写力はピカイチだが、EOS R3やEOS R6 Mark IIとの相性が悪く、頻繁にフリーズする。素晴らしい写真が撮影できるだけに、撮影を強制的にストップさせられるのは面倒だ。年明けに修理してもらおうと思う。
おかしいなあ。僕、今年は良い子にしてたのに、サンタさんは僕にバグをプレゼントしてくれたようだ……🎁
ちなみにボディはEOS R6 Mark II、レンズは50mm F1.2📷またお前か……… pic.twitter.com/OYGAO6TYaz
— g.O.R.i(ゴリミー管理人) (@planetofgori) 2022年12月25日
最近撮った作例はこちら。
ProGrade Digital製品
使用しているすべてのカメラにおいて、記録メディアはProGrade Digitalに統一。費用対効果をアピールするメーカーの製品は複数あるが、いずれもProGradeの最上位シリーズであるCOBALTには敵わない。しっかりとしたメーカーサポート、プロユーザーからの信頼感などが購入の決め手となった。
今年前半に購入したCFexpress Type BのCOBALT 1700R(325GB)やSDXC UHS-II V90のCOBALT 300R(250GB)にくわえて、EOS R3向けにCFexpress Type BのCOBALT 1700R(650GB)をAmazonブラックフライデーで追加購入し、EOS R6 Mark II用にSDXC UHS-II V90のCOBALT 300R(250GB)を2枚買い足した。各種メディアリーダーも複数所有している。
KONDOR BLUE RF Cine Cap
2022年に購入した「無駄だけど物欲が最高に満たされるカメラアイテム」として、KONDOR BLUE RF Cine Capを選出する。ただの金属製ボディキャップで、必要性はゼロだが、見ているだけで格好良い。無駄に格好良い。
あいにくRFシステム用はAmazon.co.jpでは販売されておらず、僕は米Amazonから輸入した。
このボディキャップ、本当にマジでかっこいいよね……飾っておきたいぐらいだわ…… pic.twitter.com/uwuSt66Ffd
— g.O.R.i(ゴリミー管理人) (@planetofgori) 2022年12月21日
Ulanzi ZERO Y
本体の軽さ、耐荷重、使い勝手の良さを両立した三脚を常に探してきたが、Ulanzi ZERO Yは現時点における最適解だ。Peak Design製トラベル三脚の欠点を解消した製品で、本体重量は1.1kg、最大耐荷重は5kg。カーボンファイバー製で軽量・コンパクトに収まり、センターポールの裏には最大耐荷重18kgまで耐えられる荷物用フックも用意されている。
三脚選びは、EOS R3に大三元RFレンズを取り付けても十分に耐えられる必要があり、Ulanzi ZERO Yは条件を満たしている。
Leofoto MT-03+LH-25
スナップ撮影中は基本的に三脚を持ち運ばないが、「三脚があればシャッタースピードを落とせた写真が撮れたのになあ」と思うこともしばしば。そこで小型三脚「Leofoto MT-03+LH-25」を購入。
気に入っているポイントは、パンツポケットに収まるほどコンパクトに収納できること、最大耐荷重が5kgでありながらわずか340gであること、脚の開閉がしやすいこと。カバンの中に放り込んでおけば、いざというときに安心だ。
Phottix製カメラスタンド
物撮り用に購入したAmaran P60c用として、ぱくたそのすしぱくさん推奨のPhottix製カメラスタンドを購入。僕の部屋に設置されている極小撮影スペースを照らすには十分な高さとサイズだ。
各種パネルライト
今年は奮発してAperture製ライトを導入。中でも購入早々に活躍しているのは、パネルライト「Amaran P60c」。本体が薄く、光量があり、スマホから操作できて、ソフトボックスなどが付属していることから購入。ポテンシャルの9割は活用できていないが、撮影の幅は広がりそうだ。
AL-MC撮影ライトは、物撮りで光量が一部で不足している際に役立つ。本体に取り付けられるソフトボックスがあることで、柔らかい光を加えられる。
Shimoda Action X50
一度は手放したShimoda Action X50だが、EOS R3への買い替えに伴い再度購入。Shimoda Explore V2 35も優れたバックパックだが、カメラ機材以外の荷物を入れるスペースが圧倒的に不足。特にベビーカーを使わずに外出する際は僕のバックパックにあらゆる荷物が詰め込まれるため、Shimoda Action X50を使うようになった。
バックパック探しは僕にとって趣味の1つ。未だに「もっと良いバックパック、あるかなあ」と探し回っているが、Shimoda Action X50以上に自分の求める条件を満たすバックパックは見つかる気配がない。
エレコム メモリカードケース
Hissy Studio推奨のエレコム製カードケースを購入。容量不足になるほどの撮影枚数を行った経験がないが、バックアップは重要。CFカードとSDカードを複数収納して持ち歩いている。
JJC ホットシューカバー キャップ
EOS R3のホットシューカバーがあまりにも簡単に外れるので、安くて外れないサードパーティ製品を購入。むしろこっちのほうが使い勝手が良い。
Ulanzi ST-28 スマホホルダー三脚
子どものお遊戯会など、どうしても失敗できない際の動画撮影は、バックアップ用としてiPhone 14 Proで撮影する。iPhone 14 Proを取り付ける上で、UlanziのMagSafe対応スマホホルダーは貼り付けるだけで固定され、使い勝手が良い。アクセサリーシューが用意されており、iPhone用外部マイクの取り付けも可能だ。
Acratech Extended Universal L Bracket
2022年に発見した商品で、最も画期的だと思った商品を最後に持ってきた。ここまで読んでくれた人、ありがとう。
「Acratech Extended Universal L Bracket」は、カメラの底面に取り付けた三脚用プレートをはめ込むことで、Lプレートとして使用できる製品。僕のように普段はLプレートを必要としないが、風景写真や物撮りなどで縦構図で撮影したい人にとって最高のアクセサリだ。
使い方は簡単。三脚台座部分にカメラを取り付けるだけ。先月日の出を撮影する際に使ったが、快適に使えた。
ボロボロすぎて泣きました……やば。すいません、ありがとうございます!すべて修正しました!
F4のくだり、言った本人は別に深い意味で言ってなかったようですが、描写に違いは多少なりともありますので、プロの現場では理想を追求することは重要なんだなーと思いました。失敗したくないけど何をどう撮るかよくわからない現場は、基本的に大三元たちを持ち込むようにしていますw
ボディキャップ本当に格好良いので、是非興味あれば取り寄せてください……!
「F4か…」の一言に色々な意味を感じてしまって身の毛がよだちます。
ボディキャップめちゃ気に入ってそうだなーって最近見てました。なるほど入手ルートがやや面倒。
どの機材も有るととても便利なものばかりですね。うらやましいです。
それはそうと、「各種パネルライト」の見出しが「パネルパネル」になっています。
それと、R3の紹介文の中で「現時点で最候補」となっているところがやや気になります。
同じくR3の部分で「性能制限の一切考えずに」はいちいち指摘することでもないですがついでに…
これは撮影に出かけたときに、カメラマンの友達にスナップしてもらいましたー✌
ラストの撮影風景がいいですね
家族に撮ってもらったのですか?
ですね!でもそれは、F2.8のボケ味と200mmの圧縮効果を追求したかった撮影カットでもあったので、まあそれはそうかぁという感じで納得しましたよ!
ちなみにその後、F4は買い戻しましたw ちょっと望遠持っておきたいなーってときに小三元って本当に優秀なんですよね……しかも僕は望遠の画角好きなので……
「撮影現場で「F4か……」と言われたことをきっかけに」
こんなことあるんですね………