白いバックパックを使って気づいた、地味だけど意外と重要な弊害
丁寧に扱わないといけない白っぽい色、黒なら許せる傷も気になってしまう日々の違和感
白っぽい色のバックパックを使っていると、良くも悪くも雑に扱えなくなる。必要以上に気を使ってしまい、バッグを地面に置くことすら躊躇してしまうのだ。
持ち物は丁寧に扱うべきだが、実際には過剰な配慮が動作を鈍らせる。バックパックを必要以上に丁寧に扱うことで動きが遅くなり、手間取る場面が増えた。日常の動作にわずかなレスポンスの遅れを感じるようになった。
Yuma Tanは美しいが、品が良すぎる
最近使用しているWANDRD PRVKE 31 V4は、31リットルサイズで白とベージュの中間色「Yuma Tan」を選択した。この色は美しく、都市部での使用に適しており、見た目も好みだ。しかし実際に使用してみると、品の良さが逆に自分の使い方に合っていないように感じることがたまにある。
モヤモヤするのが嫌いな僕は、思い切って41リットルモデルも購入した。31リットル、21リットル、新たに追加された15リットルモデルは人気サイズのため複数カラーが用意されているが、41リットルモデルはニッチなサイズのため、カラーバリエーションは黒のみとなっている。
黒は良い意味で気兼ねなく使える
以前使用していたPRVKE 31のV3モデルは黒だったため、41リットルモデルで黒を選ぶことに抵抗はない。久々に黒を使用してみると、カメラバッグとしての実用性が高く、多少の傷も気にならない。良い意味で気兼ねなく扱える。
地面に置くことも躊躇せず、自分の行動様式とマッチしている。白系のバッグを過剰に丁寧に扱っていた違和感は、黒に戻したことで解消された。
31リットルは最適だが、やや窮屈
以前はShimodaのバックパックを使用していた。Shimodaはアウトドア想定の堅牢な設計で、雑に扱っても機材をしっかり保護してくれる安心感がある。しかし日常使用には大きすぎ、中身が少ない状態でもバッグが大きく見えてしまうデメリットがあった。
致命的だったのは、RF24-105mm F2.8 L IS USM Zの収まりの悪さ。一応入るが、頻繁に使用するサイドポケットからの出し入れができず、断念せざるを得なかった。
そこでPRVKEに戻したが、31リットルは適切なサイズながらもやや窮屈に感じる。パッキングに工夫が必要で、その思考に無意識のリソースを割いている感覚がある。

AirPods Maxは大きすぎるので外に取り付けるしかない
サイドポケットの使用感に大きな差
PRVKEのサイドポケットは鍵と小物の収納に便利で、常時鍵と小型の財布を入れている。しかし31リットルモデルはタイトな設計で使いづらい。41リットルモデルに切り替えた瞬間、使用感が劇的に向上した。
こうした細部の使い勝手が、31リットルの窮屈さを感じさせる要因なのかもしれない。日常的に背負い、多様なアイテムを収納するバッグだからこそ、日々の扱いやすさは重要な要素だ。
詳細比較で判明した2つの重要点
41リットルモデルが最適に思えたが、詳細に比較すると気づいた点が2つある。それは「機材収納量」と「背負い心地」だ。
理由は不明だが、PRVKE 31とPRVKE 41に同じ機材を収納したところ、PRVKE 31の方が収まりが良い。所有する長焦点レンズが多く、PRVKE 41の深さがあってもレンズを立てて収納できないケースがあり、実質的な収納力に大きな差がない。同じ仕切りと構成でレンズを収納しても、PRVKE 31の方が収まりが良い。理由は解明できていない。
長焦点レンズを立てられないことで、PRVKE 41を背負った際に背中と機材の間に無駄な空間が生まれる。より正確には、機材が背中から離れることで背負い心地に微妙な差が生じる。身体に密着するPRVKE 31の方が、総合的な背負い心地が優れている。
最終的に31リットルが最適解
背負い心地は許容範囲だが、収納量を目的に41リットルを選んでも実質的な差がないのであれば、31リットルを選ぶべきだ。31リットルの方が取り回しが良く、限られたスペースでも邪魔にならない。
31リットル用のインナーケースを既に複数購入していたため、41リットル用を追加購入すべきか悩んでいたが、結局31リットルで落ち着きそうだ。近年のカメラバッグ用インサートは高価なため、出費を抑えられるのも助かる。
WANDRDのバックパックは長年愛用しているブランドだ。未レビューだが、バックパックとトートバッグを切り替えられるトートモデルも所有しており、その利便性は非常に高い。これは別の機会に紹介したい。
ただし色の問題は残る。Yuma Tanは美しく好みの色だが、黒の方が気兼ねなく使用できる。せっかく両方所有しているので、使用シーンに応じて使い分けを模索していきたい。次回の撮影ではどちらを選ぶべきか、検討を続けている。
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すべてについて「確かに」!!!!!!
ただなんか結構ガッツリ汚れていると「汚いバッグ使ってる」感がでないかちょっとだけ心配ですw まあ使っているうちに考えればいいか……w
目立つから人混みで探しやすそうな
あと多分しばらくしてどうしても避けられない汚れや傷が増えてきたら意外と気にしないで使えるようになりそうな
>黒目のTシャツやアウターを着る機会が圧倒的に多いので、そのコントラストを考えると黒いバックパックではないほうが映える
なるほどー!ぼくも上は黒かダーク系だけ着るのでそれは納得ですな。かといってへんな蛍光色も柄物もちがうし・・・悩みは尽きないw
分かるううううううう、PRVKEの最新モデルは中の色が明るくなってかなり視認性が向上しました💦
ただ一方で、黒いと(僕はバックパックが特に大きいほうなので)背中に”「巨大な何か」を背負っている感”がすごいんですよねw 白だとその印象が少し和らぐなっていう気がしてるんです(だから今回この色を選んだんですよね!)
さらにいうと、黒目のTシャツやアウターを着る機会が圧倒的に多いので、そのコントラストを考えると黒いバックパックではないほうが映える、と思ったことも付け加えておきますw
悩みは尽きないですねぇ/(^o^)\
そう。あと黒のほうが洋服にも無難に合わせやすいですよね。汚れも除菌ウェットタオルで拭けばいいし。あと何気に気が付いたのは自分がよく使っているバッグパックは内側が白で奥の探し物がとても見つやすいです。