WANDRD PRVKEが刷新、41Lモデルが登場!前モデルからの進化ポイントを解説
大人気のバックパックシリーズ「PRVKE」、”ただでさえ完璧だった製品が、さらに完璧になった”
WANDRDが4月21日、人気バックパックのPRVKEシリーズを刷新。基本的なデザインや機能を踏襲しながら、旧モデルの欠点や問題点を解消し、より優れたバックパックに改良した。
PRVKEシリーズは非常に高く評価されており、YouTubeでは海外ユーザーがレビュー動画を多数公開。メーカーからの製品提供ではなく、自分自身で購入し公開している人が大多数だ。国内でも人気Youtuberらが愛用している。
僕もかつては愛用していた。最近は50Lの容量を持つWANDRD FENRWEHをメインに使っていた。
WANDRDは、新しいPRVKEシリーズが「ただでさえ完璧だった製品が、さらに完璧になった」と自信満々だ。新PRVKEを旧PRVKEと比較しながら、違いや進化ポイントを解説する。
新旧PRVKE、変わったポイントまとめ
41Lモデル、Liteモデルが登場
新しいPRVKEシリーズは、PRVKE Lite(11L)と新PRVKE(21L、31L、41L)が用意されている。
PRVKE Liteは、新たに誕生した最小サイズ。WANDRDのカメラキューブには対応せず、埋め込まれたカメラキューブを使用する仕組みだ。基本的な構造や素材は新PRVKEと同じになっている。
新PRVKEは従来の21Lモデルと31Lモデルに加え、41Lモデルを追加。WANDRD FERNWEHに対応したEssential Deepカメラキューブがフィットする深さが追加された。
ハーネスシステム(ショルダーストラップ、背面クッション)
最も変わったのは、ハーネスシステム。フレームは入っておらずロードリフターも用意されていないが、背面クッションの厚みが増しており、ショルダーストラップも改良された。
フレームとロードリフターのあるWANDRD FERNWEHに比べると、重い荷物を背負ったとき負担は大きそうだが、ハーネスシステムを細かく調整しながら今後数週間の使用で確認したい。
旧PRVKEのショルダーストラップにあった、レンズキャップを固定するバンドは廃止。レンズキャップ用バンドがなくなったことで、Peak Design Captureを取り付ける場所がなくなってしまった。ストラップに幅があるため、ストラップの下の方に取り付ける必要がある。
胸ストラップはWANDRD FERNWEHと同じクリップタイプに変更された。クリップタイプのハーネスクリップは使いづらく、個人的には改悪と感じる。
PC用ポケット面
PCポケット面にはPCポケットとタブレットポケットに加え、新たに3つのポケットが追加。カメラ機材との干渉を避けるためか厚みのあるものは収納できないが、ケーブルや名刺入れを収納できる。僕の仕様している82mmのレンズフィルターは使用できなかった。
パスポート用ポケット
背面にはパスポート用ポケットが隠されている。新PRVKEは今までよりも大きくなり、ボーディングパスを折らずに収納可能になった。
パスポートポケットは、新たに追加されたキャリーオンバッグに固定するバンドの裏に配置。ポケットが見つけづらくなり、セキュリティが向上している。
ラゲッジパススルーの裏に隠れていて、使用者でも気づかないレベル
クイックアクセスポケットの構造
旧モデルのクイックアクセスポケットは、メインポケットに干渉する構造だったが、新PRVKEでは改善。中身と干渉しづらくなった。ポケットも広くなり、使い勝手が向上した。
クリックアクセスポケットは広くなった
上部のポケットが引っ張って開けるように
内部からアクセスできるロールトップ部分は、ファスナーを都度開けるのではなく、タブのようなものを引き上げることでガバっと開く仕組みに変更。開閉はしやすくなった。
グイッと引っ張ると開く構造
コンプレッションストラップ
余分なストラップを束ねるループは、ベルクロテープで固定できる仕組みになった。クリーンかつミニマルな見た目を保つ上で役立つ。
バックルの材質変更
バックル部分の材質が地味に変わった。つや消し加工になり、高級感が増している。ただし簡単に傷つきそうだ。
手提げ用ハンドルのマグネットが強化
多くのユーザーから不満の声があがっていた、取っ手のマグネットは磁力が強化された。劇的ではなくまだ弱いほうだが、以前に比べて改善されたことは確かだ。
カメラ用ポケットのカバー
カメラポケットに掛けてあったファスナー式のカバーも廃止された。これは正直邪魔だったので、廃止されてありがたい。
WANDRD PRVKE 41のファーストインプレッション
手元に届いて数時間しか使っていないが、シティユースに使えるカメラバッグとしては理想が詰まっている。ポケットの追加や改良により、細々とした荷物を入れやすくなった。WANDRD FERNWEHと異なり書類を入れる場所が用意されているため、普段使いがしやすい。
WANDRD FERNWEHから乗り換えたが、フレームが入っていない分重さを感じやすい。ロードリフターもないため荷物に引っ張られる感覚がある。ヒップベルトをつければ多少軽減されるが、あくまでも「ないよりあったほうがいい」状態だ。幸いにも背面クッション性が改良されたことで、背中の負担は軽減された。
本体重量は1.5kgが公称値だが、実際は1.6kgだった。Essential Deepカメラキューブを追加することで、重さは2kg前後になる。
WANDRD PRVKE 41に変えたことで、WANDRD FERNWEHと同じ荷物量を小さいサイズで持ち運べるようになった。Essential Deepカメラキューブが収まることで、CanonのRFレンズでも立てて収納できる。同じロールトップの構造を持つcompagnon Element Backpackに比べてロールトップ部分が活用しやすい点も気に入っている。
今後数週間はこのWANDRD PRVKE 41で過ごす予定だ。詳細レビューは追って公開する。
31リットルで詳細レビューしたので、基本的な使い勝手はそちらを参考にしてもらえればと!41リットルについて特に気になること、確認しておきたいこと、ありますか?
https://gori.me/bag/134664
こちらのバッグを購入予定なので、詳細レビュー大変楽しみにしております!
バランスとしてはかなりいいですよ!!僕はどうやら肩がかなりデリケートらしくすぐ重さを感じてしまうので、ヒップベルト「別売り)は必須ですね!笑。ぜひご検討くださいー!
おお、ゴリさんの数あるパックレビューの中で、一番グッとキました!
私もパックが好きでNYA EVOとかPAIXなどの変わり種をもってますが、この31リットルならパソコンとEOSとレンズをちょっと持って出る時にベストバランスな気がします。