【レビュー】「Aer Travel Pack 2」ーースマートなデザイン、機能性抜群の大容量バックパック

Aer Travel Pack 2 Backpack Review 03

無類のバックパック好きとして、おすすめできる大容量・高機能バックパックの上位に必ず食い込んでくるのはAerというブランド。

一見読みにくいメーカー名でかつては「アー」と呼ばれていたが、どうやら今は普通に「エラー」と呼ぶらしい。というか、僕も「エアー」と呼んでいる。ウップス。

同ブランドの中でも特に僕の用途のマッチしているのは、以前レビューした「Aer Travel Pack」という旅行用バックパックのシリーズ。33リットルという程よい容量に加え、大量の小分け用ポケット靴または汚れた衣類を入れることができる専用ポケット、素早くアクセスしたい小物を入れるクイックアクセス・ポケットなど、考え抜かれた機能性が魅力。

何よりも見た目が格好良い。大きいカバンは重力に負けてクタッとしがちだが、「Aer Travel Pack」は荷物の量に関わらず形を保つことができる

その「Aer Travel Pack」に昨年8月、改良された新モデルが登場した。「Aer Travel Pack 2」は旧モデルにあったいくつかの欠点が改良され、さらに魅力的なバックパックに進化している。

先日、ふと思い立って購入し使ってみたので、Aer Travel Pack 2」の良い点と購入する上で注意するべき点を解説する!

日常用+旅行用+ジム用を兼ねる機能性抜群のバックパック

まずは外観から。僕が「Aer Travel Pack 2」を気に入っている理由の1つは、そのデザイン性だ。

見た目はシンプルでスマート。ガチャガチャしていない。シティユースでも目立たず、海外旅行でも下手に目を引かないデザインが魅力。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 34

外側の素材は1680Dコーデュラ製バリスティックナイロンを採用し、本体サイズは55cm x 34cm x 22cm。カバンの重さは約1.67kg。バックパックの容量と強度のバランスを考えると重さは全く問題ない。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 06

続いてバックパックの各ポケットやストラップなどを項目別に紹介する。

ショルダーストラップと背中のクッション

大容量のバックパックを見た時に真っ先に確認するのはショルダーストラップ背面のクッション。どれほど機能性に優れたバックパックでも、背負心地がイマイチだと意味がない。

Aer Travel Pack 2」は「Aer Travel Pack」に比べてストラップのクッション性が向上している。また、以前よりもストラップが細くなっている。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 09

その代わり、旧モデルにあったカバンを肩に寄せてくれるロードリフターは廃止されている。メーカーによると、このサイズのバックパックには必要ないと判断して廃止したとのことだが、個人的には残してほしかった。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 10

クッション性は確かに向上しているものの、僕はこのバックパックをいつもの荷物を入れたまま1日過ごした結果、普段は感じなかった肩に痛みと疲労を感じた

バックパックが自分の身体にまだフィットしていない、背負うベストポジションがまだ見つかっていないなどの理由はあるかもしれないが、あれこれ試してみても改善が見られなかった。

背負い始めた時は問題ない。ところが、数十分ほど経つと、なんだか肩が痛い。

この日の荷物は以前測定した時と同じ8kg弱だったと思われるが、普段使っている「Tortuga Setout 35L」では感じたことのない疲労感があった。

これについてはしばらくテストを続け、ベストポジションや対策を考えた方が良さそうだ。

ショルダーストラップは長くなった分を折り畳み固定することができる。ストラップがブラブラせずに済むので見た目がクリーンになり、良い。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 19

チェストストラップも用意されている。ヒップベルトもオプションとして用意されているが、取材で何時間も立ったままになる時以外は必要としないため、購入していない。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 20

背中側のクッションはまずまず。中央にはキャリーオンのハンドルに通すための穴が用意されていて、しっかりとバックパックの流行要素が取り入れられている。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 08

トップハンドル、サイドハンドル、ペットボトル入れ

本体上部にあるハンドルは非常にクッション性が高く、持ちやすい。背負う時間が無い時にこのハンドルを握ればしばらく持ち歩いていても指先は疲れない。腕は重さで取れそうになると思うけど。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 12

サイドハンドルは、トップハンドルに比べると細い。タクシーなどから取り出す時に活用するぐらいなので特に僕は困らない。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 18

余談だが、最近バックパック界隈ではサイドハンドルを用意して「ブリーフケースモード」と言いたがる風習がある(Aerも例外ではない)のだが、あれは本当に意味不明なのでやめた方が良い。バックパックを横に持つだけでブリーフケースだなんて安易すぎて恥ずかしいし、これをブリーフケースとして使おうとする人がいたら全力で止めてあげてほしい。

背負った時の左側にはペットボトルポケットが用意されている。普段使わない時はジップアップして収納することができるため、見た目としても良い。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 17

最前面ポケット(下部)

続いてポケットを紹介する。まずは最も外側にある、バックパックの下半分を占めるサイズのポケット。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 14

止水ファスナーが採用され、突然の雨に打たれても中身を守ってくれる。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 15

ファスナーを最後まで閉めればそのファスナーを覆う構造も用意されている。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 16

ポケットの中は特に小分けなどはせず、だだ広い1つの空間となっている。僕はここに一部ケーブルやモバイルバッテリーを収納している。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 13

テックポケット

次に紹介するのが、小分け用ポケットが大量にある場所。アダプタやタブレット、モバイルバッテリーなどが入るポケットが大量にあるため、僕はこれを「テックポケット」と呼んでいる。

このポケットの強みは、とにかくポケットの数が多いこと。どこに何を入れたかを覚えていないとカバンの中に迷子になるレベルで多い。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 21

まずは1番大きいポケットから。ここはバックパックの高さ分に近い深さがあり、タブレット、書類などを入れることができる。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 22

その手前にはファスナー付きのポケットが用意され、中にはキーホルダーもある。僕はキーホルダーを使わずにファスナーに「AirPods」用ケースを取り付けて使っている。中には目薬やイヤホンの予備を入れている。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 23

他にも名刺が入るようなポケット、2つ折り財布が入るようなポケット、ペンポケットなど様々なサイズのポケットを完備。ありすぎて困る。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 24

さらにその奥には大きいポケットが2つある。僕は一方をハンドサニタイザーやファブリーズのようなアイテムを入れるためのポケットとして使い、もう片方に「SuperMobileCharger」を収納していた。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 25

メインポケット、シューズポケット、クイックアクセス・ポケット

それではいよいよメインポケットに。開き方はクラムシェル型と言われている、スーツケースのように展開する仕組み。ただし、多くのバックパックは左右に開く方式を取っている中、「Aer Travel Pack 2」は上下で開く仕組みとなっている。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 26

詰め込んでいた荷物をどかすと、メインポケットは特にこれと言った収納がない、ただの広い空間であることが分かる。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 27

逆に、反対側は上にメッシュポケット、下に同じサイズのメッシュではないポケットが用意されている。メッシュポケットは比較的アクセスしやすいので、たまに使うマスクやプロテインバーなどを入れてある。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 28

気づいた人もいるかもしれないが、メインポケットの写真には袋のようなものが写っていた。実は、これがクイックアクセス・ポケットシューズポケットとなっていて、いずれもメインポケットと空間を共有している

これがシューズポケット。メインポケットを共有するため、靴を入れるとその分メインポケットの場所がなくなるのだが、メインポケットに入れずに済むため他の荷物に干渉せずに済むのは魅力的。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 30

僕の場合、靴を入れることよりも汗だくになって汚れた服を入れることの方が多い。旧モデルは空気孔があったが、防水性能を高めるためなのか、密閉されたポケットになっていた。止水ファスナーは採用されていない。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 29

カバン上部には僕が「Aer Travel Pack 2」の中で最も気に入っているポケットの1つであるクイックアクセス・ポケットがある。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 31

ここには取り出す頻度の高いアイテムを入れておくと便利。僕の場合は目薬や鍵、ケーブルや小型のモバイルバッテリーを入れている。

PC用ポケット

普段使い用のバックパックで欠かせないポケットは、PC用ポケット。なぜなら僕はわざわざ「MacBook Pro 2018」をケースに入れて持ち運びたくないため、素で入れても安全に守ってくれる専用のポケットが必要不可欠なのだ。

Aer Travel Pack 2」のPCポケットには小分けのポケットは一切なく、単なる大きい深いポケット。15インチも余裕で、17インチ以上のコンピューターでも収まりそうなほど深い。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 32

これと言った特別なクッション性はないものの、背面の素材にそれなりの硬さがあり、直接入れても不安はない。ただし、注意するべき点はある。

それは、ポケットの深さがバックパック本体の高さとほぼイコールであるということ。つまり、勢いよくカバンを置いた場合、PCを傷つける可能性がある構造になっている。

幸いにも底面には比較的厚みのあるクッションが用意され、落としても本体が傷つく可能性は低いが、気の利くメーカーのPC用ポケットは「フォルス・ボトム」と言う、底面より少し上で止まるような設計になっていることがある。この点は非常は残念であり、次期モデルに反映してもらいたい。

また、使用上は問題ないものの、PC用ポケットの開き方は左右非対称となっている。
Aer Travel Pack 2 Backpack Review 33

シティユース中心の大容量バックパックとしては超優秀

Aer Travel Pack 2 Backpack Review 05

Aer Travel Pack 2」の魅力は、「Aer Travel Pack」が引き継がれた機能性をさらに改良し、バックパックとしての完成度をさらに高めていること。

見た目にもこだわり、機能性にも妥協せず、普段使いできる大容量・高機能バックパックになっている。やはり荷物を詰め込んでも重力で落ちてこないのは、僕の中で非常に重要。背中を覆うほどの存在感があるバックパックの見た目がダサいのは納得できない。

懸念点としては、やはりまだ僕の中でベストな背負い心地が見つかっていないこと。ヒップベルトをつければ改良される部分は確実にあると思うが、無くても快適に背負えるポジションが必ずあるはずだ。

正直なところ、僕は「Aer Travel Pack 2」を使いたい。見た目と機能性がとにかく僕好みで、使っていてテンションが上がる。同じようなバックパックを探している人におすすめしたい気持ちは強い。

ただ、背負っていて身体に負担が掛かるのであれば使い続けることは厳しくなる。購入を検討している人は自分自身で背負い心地を確認することをおすすめする。

Amazonでの購入はこちらから、楽天での購入はこちらから、Yahooショッピングでの購入はこちらからどうぞ!

また、実際に商品を試してみたいという人はセレクトショップやスポーツウェア専門店などで取り扱っているので、チェックしてみても良いかもしれない。

8.510
Aer Travel Pack 2