【レビュー】SuperMobileChargerーーワイヤレス充電対応のコンセント内蔵型モバイルバッテリー
モバイルバッテリーとUSB急速充電器を1つにまとめた製品と言えば、「PowerCore Fusion 5000」。それにさらにUSB-Cポートを加えた「Anker PowerCore Fusion Power Delivery Battery and Charger」も最近登場した。
今回紹介する「SuperMobileCharger」は名前の通り、スーパーなモバイルチャージャー。何がスーパーかと言うと、電池容量が8,000mAh、USB-CポートとUSB-Aポートを備え、さらにはワイヤレス充電台としても機能するのだ!
1台サンプルとして提供して頂いたので、紹介する!
iPhone用モバイルバッテリー型USB充電器としては最強
「SuperMobileCharger」の何が魅力的なのか、その理由を項目別に解説する!
バッテリー容量に対してサイズと重さが良い感じ
「SuperMobileCharger」の電池容量は8,000mAh。「PowerCore Fusion 5000」と「Anker PowerCore Fusion Power Delivery Battery and Charger」はどちらも5,000mAhとなっていて、少し少なめ。
それにも関わらず、サイズは2種類のAnker製品の真中。重さは241gとなっていて、「PowerCore Fusion 5000」(約189g)よりは少し重いが、「Anker PowerCore Fusion Power Delivery Battery and Charger」(約254g)よりは軽い。
なお、8,000mAhの電池容量があれば、「iPhone X」であれば約1.8回、iPhone 8であれば約2.9回に相当する充電が可能。モバイルバッテリーとしては十分すぎる容量を備えている。
モバイルバッテリーとして優秀
電池容量が大きいことも便利だが、用意されてるポートの性能も高い。「Quick Charge 4.0」および「Power Delivery 3.0」に対応したUSB-Cポートと、「Quick Charge 4.0」に対応したUSB-Aポートが用意され、接続するデバイスを急速充電することができる。
「iPhone XS」を「USB-C – Lightningケーブル」で充電してみたところ、約12Wの出力が確認できた。
通常のUSB-Aポートでも出力を確認したところ、約9Wの出力を確認。iPhoneに同梱されている5Wチャージャーよりは素早く充電することができる。
仕様を確認したところ、モバイルバッテリーとして使用した場合のUSB-Cポートは12V/1.5A(最大18W)、USB-Aポートは9V/2A(最大18W)となっているようだ。
モバイルバッテリーとしての魅力は、ポートだけではない。ポート側には電池残量を数値で知らせてくれるLED表示が用意されている。上部には電源のオンオフおよび充電中を知らせるLEDも用意されている。
電源ボタンは1度押すと電源がオンになりディスプレイが点灯し、30秒以上放置されると自動的に電源がオフになる使用となっている。
コンセントに挿せば本体を充電可能
モバイルバッテリーで面倒なのは、本体を充電すること。「SuperMobileCharger」は電源プラグが内蔵されているため、空いているコンセントに挿せば本体が充電される。
コンセントに挿した状態ではUSB急速充電器として使うことも可能。「iPhone XS」を「USB-C – Lightningケーブル」で充電したところ、約11Wの出力を確認。
いずれのポートを使用する場合においても、モバイルバッテリーとして使用するよりも若干出力は減る傾向にあるようだ。
仕様を確認したところ、USB急速充電器として使用した場合のUSB-Cポートは5V/3A(最大15W)、USB-Aポートは5V/2A(最大12W)となっているようだ。
つまり、接続するデバイスのPDプロファイルに5V/3Aが書き込まれていれば、最大15Wの出力で充電することができる。
Macを充電するには少し出力が弱いのが欠点。MacBookやMacBook Air(2018)でも30Wを必要としているため、使えないことはないが充電には時間が掛かることを念頭に置いた方が良い。
ワイヤレス充電機能が地味に便利
「SuperMobileCharger」の特徴にワイヤレス充電機能対応がある。
下記のようにiPhoneをモバイルバッテリーの上に置けば、最大7.5Wの高速ワイヤレス充電が利用できる。Androidであれば最大10Wの出力にも対応する。
先ほど本体をコンセントに挿すことによって充電できると紹介したが、あえてUSB-Cケーブルを使って充電することもできる。
この充電の仕方のメリットは、本体を充電しながらさらにワイヤレス充電台として機能する、ということ。個人的にはこの使い方が一番便利だと感じた。
移動中はモバイルバッテリーとして使用し、勤務先のデスクではワイヤレス充電台として使い本体もiPhoneも充電する、という使い方ができるのだ。なかなか、スマートでは?!
電池容量が多く、高機能で、使い勝手が良いバッテリー
「SuperMobileCharger」は以前、クラウドファンディングサイト「Makuake」で目標額の2907%、870万円の資金調達を達成した製品の新モデル。
PSE認証はもちろんの事、FCC/CA/Qi認証等の多数の認証機関からのテストに合格し、過充電防止、過放電防止、絶縁キャップ、短絡(ショート防止)などの安全防止機能にも対応。安心して使うことができる。
モバイルバッテリーの面倒くさいところを解消し、最新の機能に対応。モバイルバッテリーとUSB急速充電器を1つにまとめたとしてはかなり完成度が高く、Macを充電するためには出力不足ではあるが、iPhoneやiPad用としては完璧かもしれない。
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