【レビュー】Anker PowerCore Magnetic 5000:MagSafe対応モバイルバッテリー
iPhone 12内蔵のマグネットを利用したモバイルバッテリー、Ankerからついに登場
Ankerより、MagSafeを利用したマグネット式ワイヤレス充電対応モバイルバッテリー「Anker PowerCore Magnetic 5000」が登場した。ワイヤレス充電の最大出力は5W、バッテリー容量は5,000mAh。充電速度はお世辞にも早いとは言えず、iPhone 12 mini以外のiPhone 12シリーズはフル充電に満たないが、ケーブルを使用せずに充電できるモバイルバッテリーは便利だ!
メーカーよりレビュー用としてサンプルを提供してもらったので、紹介する。
外観やサイズ
Anker PowerCore Magnetic 5000は、本体の厚みが約16mm、幅が約63mm、高さが約93mm。本体はマットな仕上がりだが、指紋が目立たない加工が施されているようだ。
MagSafe対応ケースには同様のデザインが描かれているが、iPhoneに直接取り付ける場合は線が下に来るように位置を合わせる。
側面には電池残量LED、USB-C端子、電源ボタンが配置されている。USB-C端子を使用し直接充電できるが、最大出力は10Wとなっており急速充電は利用できない。
iPhoneへの取り付け、マグネットの強度
iPhone 12 Proに取り付けると、左右に余白を残した状態で取り付けられる。
ケース装着時でも、MagSafe用マグネットが内蔵されていれば、Anker PowerCore Magnetic 5000は使用できる。非対応ケースでも薄型であれば利用できるが、磁力が弱くなるため推奨しない。
円に合わせて充電が行われるため、横向きにしても充電は可能。ただしこの向きであえて充電する理由は思い当たらない。
磁力は強く、iPhone 12 Proに取り付けたまま持ち上げても落ちる様子はなかった。
iPhone 12 miniにも装着可能
iPhone 12 miniのカメラユニットにも干渉せず、問題なく装着できる。
iPhone 12 mini の場合、左右の余白はなくほぼぴったりサイズ。持ち心地も非常に良い。
Anker PowerCore Magnetic 5000 レビュー:ケーブル不要は最高
Anker PowerCore Magnetic 5000はMagSafeのマグネットを利用し、iPhone 12シリーズをケーブル不要で充電できる。iPhone 12 Proを約60分充電したところ、21%から53%まで回復した。充電中はそれなりに発熱し、バッテリーおよびiPhoneの温度が上がる。
電池容量は5,000mAh、有線接続でも最大10W出力に限定されるため、急ぎの人にとっては向かないだろう。しかし「もしかしたらバッテリーが必要になるかもしれない」「モバイルバッテリーを持ち運びたいけど、小さいほうがいい」という人にとっては、ケーブル不要でiPhone本体に取り付けるだけで充電できるAnker PowerCore Magnetic 5000は、理想のモバイルバッテリーかもしれない。