【レビュー】Anker PowerCore Fusion Power Delivery Battery and Chargerーーバッテリーモードだと出力が弱い問題
最強のモバイルバッテリー兼USB充電器と言えば「PowerCore Fusion 5000」。
その上位モデルとも言える製品が、USB PDに対応したUSB-CポートおよびUSB-Aポートを搭載したモバイルバッテリー兼USB急速充電器「Anker PowerCore Fusion Power Delivery Battery and Charger」。先日、Apple公式サイトで突然販売開始された。
気になるのは、その実用性。これが1台あればMacもiPhoneも充電できるのだろうか。買ってみたので、「Anker PowerCore Fusion Power Delivery Battery and Charger」の実力を紹介する!
電源に接続中とバッテリーとして使用中で出力が異なる
「Anker PowerCore Fusion Power Delivery Battery and Charger」は、5,000mAhのバッテリーを内蔵したUSB急速充電器。
「Anker PowerPort Speed+ Duo」と「PowerCore Fusion 5000」を組み合わせたような製品であり、持ち物を減らしたい人にとっては最適な製品であるかのように見えた。実際は、注意点がある。
まずは外観から。電池残量を確認および電源ボタンとして機能するLEDボタンが配置され、一方に2つのポート、反対側に折畳式のコンセントがある。本体重量は254gだった。
USB-Cポートは最大30W出力、USB-Aポートは最大12W出力となっていて、コンセントに挿せば本体を充電しつつ接続デバイスを充電可能。
注意点とは実際の出力W数のこと。「Anker PowerCore Fusion Power Delivery Battery and Charger」を電源に繋いだ状態で使用すれば最大30W出力が可能。MacBook Air(2018)であればフルスピードで充電できるため、非常に使い勝手が良い。
ところが電源に挿さずにバッテリーとして単体で使用した場合、出力W数はなんと15Wにまで落ちてしまう。MacBook Air(2018)であればギリギリ使用に耐えられるかもしれないが、MacBook Proなどは使えないと思った方が良いだろう。
これはMacだけではなく、iPhoneやiPadを接続した場合でも同じ。バッテリーとして使用すると出力が減るため、この仕様を踏まえた上で使い方を考えなければならない。
価格は税別11,400円、カラーはホワイトとブラックの2色展開。購入は下記からどうぞ!