ProGrade Digital、初のCFexpress 4.0 Type B COBALTメモリカードと対応リーダーを発表

転送速度は2倍に高速化、価格は2倍以上に高価格化……！

米ProGrade Digitalは現地時間9月5日、CFexpress 4.0に対応したCFexpress Type B COBALTメモリカードを発表した。

最新のCFexpress Type B COBALTは、1.3TBの容量のみで登場。PCI Express（PCIe）3.0から4.0に進化しており、読み込み速度は最大3,400MB/s、バースト書き込み速度は最大3,000MB/s、持続書き込み速度は最大2,800MB/sを実現しているという。国内販売価格は22万円だ。

現行製品との仕様比較は、以下のとおり。

CFepress Type B	CFexpress 4.0	CFexpress 3.0
ストレージ容量	1.3TB	325GB/650GB
世代	第3世代（2023年発表）	第2世代（2020年発表）
PCIe	Gen 4	Gen 3
NVMe	NVMe 1.4c	NVMe 1.3
読み込み速度	3,400MB/s	1,700MB/s
バースト書き込み速度	3,000MB/s	1,500MB/s
持続書き込み速度	2,800MB/s	1400MB/s

カードに内蔵されたPCIe Gen 4コントローラ技術を活かすべく、ProGrade DigitalはUSB 4.0対応のCFexpress Type Bシングルスロットリーダー「PG05.6」も発表した。

CFexpress 4.0 (PCIe Gen 4) Type Bに対応するメモリカード読み込みに対応しており、最大読み込み速度は40GB/s。CFexpress 2.0 Type Bカードと後方互換性がある。現行のUSB 3.2 Gen 2対応カードリーダー製品に比べて、データの移行時間は67％短縮できると案内している。

国内販売価格は15,200円。他のProGrade製カードリーダーと同様に、底面部分にはマグネットが内蔵されており、冷却用のヒートシンクを内蔵。パッケージにはUSB 4.0の認証済みケーブルが同梱されている。