Facebook、ユーザーが投稿を読む時間をアルゴリズムに取り入れる方針
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繋がっている人が多ければ多いほど、Facebookのニュースフィードには大量のコンテンツが流れる。Facebook側は、それらのコンテンツのうちユーザーにとって重要度の高いと思われるコンテンツを表示できるよう、定期的にアルゴリズムを調整している。
今年の4月にも友人の投稿する写真や動画、リンクなどを優先表示する方針を発表した。
見たいと思える情報を見てもらえるように、Facebookは現地時間12日、ユーザーが投稿を読む時間をアルゴリズムに取り入れる方針を発表した!
反映されるのは通常投稿のみーーFacebookページには影響無し
ニュースフィードに投稿された情報のうち、いいねやコメント、シェアなどはしないものの多くのユーザーが呼んでいる投稿もあるのは事実。逆に言えば自分が大好きすぎるあの子の自撮り写真や美味しそうに見えないあの子の料理写真をスルーし続ければ理論上、表示される頻度が減るようになる。
新しいアルゴリズムは非常に興味深い。というのも、これまでユーザーは自分が特定のポストに対して「興味がある」とFacebookのシステムに判断されるためにはいいね・コメント・シェアのいずれかによる行動が求められていた。ところが、今回のアルゴリズム変更によってユーザーは見ている時間も考慮してくれるようになったため、ユーザーは普段通りFacebookのニュースフィードを見ていれば勝手に最適化されるはずだ。
気になるのは新たに加わった「読む時間」がどの程度アルゴリズムに影響があるのか。「読む時間」はいわば「スクロールを止めた場所」と判断することができるが、スクロールを止めるきっかけなんていくらでもある。トイレに行く時、食事をする時、友達と談笑する時。重要度が高過ぎると結果的に読みたい記事が表示されなくなってしまう可能性もありそうだ。
ところで「読む時間」がアルゴリズムに加わることによって長めのGIFアニメや長文のテキスト、枚数の多い写真投稿を検討しているFacebookページ運営者の皆さん。残念ながら今回のアルゴリズム変更はFacebookページには影響がないと発表している。これまで通り、コツコツと運営を続けましょう。
(via Facebook Newsroom)