Facebook、ニュースフィードのアルゴリズム変更を実施へ!Facebookページのリーチが減少する可能性あり
Facebookにとってユーザーがニュースフィードに「自分にとって有益な情報が発見できる場所」であると認識してもらうことは非常に重要だ。ユーザーにとって「有益」と感じる情報は少しずつ変化しているため、当然、Facebookもそれに合わせてニュースフィードに表示される膨大な量のコンテンツの優先度を調整する必要がある。
昨年4月頃にも釣りやスパム、人気投稿の再投稿などを除外するアルゴリズム変更を実施している。
本日、Facebookはニュースフィードのアルゴリズム変更を実施することを発表した!今後は友達が投稿したコンテンツが増える見通しだが、その代わり、Facebookページのリーチに影響を与える可能性があると伝えられている。
友人の投稿する写真や動画、リンクなどを優先表示
Facebookが本日発表したアルゴリズム変更は大きく分けて2つある。
1つはニュースフィードに表示する新しいコンテンツがない場合、1つのコンテンツ元から複数のコンテンツが立て続けに並んで表示されるようになったということ。これまでFacebookは表示する新しいコンテンツがない場合でも、1人の友人やFacebookページの情報を連続表示しない仕様になっていた。
もう1つは友人の投稿する写真や動画、ステータスアップデートやリンクなどを優先表示するということ。これは多くの人がFacebookで大切な友人が投稿するコンテンツを見逃したくないという思いがあると分析した結果に基づき、変更するとのこと。
なお、人によってはFacebookページのコンテンツを楽しみにしている、という人もいるかもしれない。その場合、その人のニュースフィードにはそのFacebookページのコンテンツが表示される割合が上がると予想される。
スポンサードポストとは別に「○○さんが『いいね!』と言っています。」という投稿を見かけることもあるが、これについては今後ほとんど表示されなくなる。あくまでも友人やFacebookページなど、コンテンツ元が直接発信したコンテンツが優先的に表示される。
メディア運営者としては今回のアルゴリズム変更によってFacebookページのリーチがどのように変わるのかが気になるところ。Facebookは「ページを見ているオーディエンスや投稿数によって差がある」、と前置きした上で「ページによってはリーチ数や流入数が減少する可能性がある」とコメントしている。
The impact of these changes on your page’s distribution will vary considerably depending on the composition of your audience and your posting activity. In some cases, post reach and referral traffic could potentially decline. Overall, pages should continue to post things that your audience finds meaningful and continue using our Page post best practices.
via News Feed FYI: Balancing Content from Friends and Pages | Facebook Newsroom
先日、FacebookはNew York TimesやBuzzfeedなど大手メディアと提携し、それぞれのコンテンツをニュースフィードに流すための話し合いを行っていると報じられている。登録者数も多くリーチ数があるFacebookページはまだしも、いずれも少ないFacebookページは今後打撃を受ける可能性がありそうだ。
(via The Next Web)