Meta、Mac版「Messenger」アプリを予告なく終了へ。60日後に使用不可に

Metaは、Mac向け「Messenger」アプリの提供を終了すると発表した。既存ユーザーは今後60日間アプリを利用できるが、その後は完全に使用不可能になる。

Metaのサポートページによると、新規ユーザーはすでにアプリをダウンロードできなくなっている。既存ユーザーには、アプリ内で非推奨化プロセスの開始が通知され、60日間の猶予期間が与えられる。

Webサイト版への移行を推奨

終了の理由について、Metaは具体的な説明を一切していない。ユーザーには、Facebookのウェブサイト版でメッセージ機能を利用するよう案内している。

60日間の猶予期間が終了すると、Macアプリは完全にブロックされる。Metaは、使用不可能になったアプリを削除するよう推奨している。

チャット履歴の保存には要注意

チャット履歴については、適切な手順を踏めば保存できる。ただし、Messengerでセキュア・ストレージを有効にしていないユーザーは、Web版に移行する前に、デスクトップアプリからセキュア・ストレージをオンにし、PINを設定する必要がある。

Facebook.comに移行すると、すべてのプラットフォームでチャット履歴を利用できるようになる。セキュア・ストレージがオンになっているかどうかは、プロフィール写真上のメニューから「プライバシーと安全」→「エンドツーエンド暗号化チャット」→「メッセージのストレージ」で確認可能だ。

Messenger専用アカウントの場合

FacebookアカウントなしでMessengerを利用している場合は、Messenger.comにリダイレクトされる。そこで、Facebookアカウントを作成せずにログインできる仕組みとなっている。

この措置により、Mac向けMessengerアプリは完全に姿を消すことになる。Windows版についても同様の措置が取られるかは現時点で不明だ。