Meta、Questの低価格モデルとARグラスのプロトタイプを発表か

Metaが9月に開催するConnectカンファレンスで、ARグラスのプロトタイプ「Orion」を発表する可能性がある。Appleに詳しいBloombergの名物記者Mark Gurman氏が最新ニュースレターで明らかにした。

今回のConnectカンファレンスでは、以下の発表が予定されている。

• ARグラスのプロトタイプ「Orion」の披露
• Ray-Banとの提携によるスマートグラスの新機能・新スタイル発表
• 低価格な複合現実ヘッドセット「Quest 3S」の発表

特に注目されるのは、ARグラスのプロトタイプ「Orion」だ。Metaは、この製品がコンピューティングの未来を変える可能性があると主張している。AppleもARグラスの開発を進めているが、Metaが先行しているようだ。

低価格な複合現実ヘッドセット「Quest 3S」の発表も注目だ。価格は300ドルまたは400ドルと、AppleのVision Pro（3,500ドル）よりもはるかに低価格になる見込みだ。

The Informationによると、MetaはApple Vision Proの反応を踏まえて、ハイエンドモデルの開発を中止したという。当初は2027年に発表を予定しており、高解像度マイクロLEDディスプレイを搭載しながら1,000ドル以下に抑える計画だった。

一方でAppleはVision Proの販売数を伸ばすべく、専用のToday at Appleセッションを準備しているという。30分間のデモの体験に誘導することで、購入に繋げる狙いだ。Appleは先日より、デモで自分自身のiPhoneから写真や動画をApple Vision Proに転送して閲覧できる機能を提供した。